中国の貴州黔源電力:個人投資家が1434倍の応札-需要は過去最高

中国南部の貴州省に拠点を置く電力会社、 貴州黔源電力の新規株式公開(IPO)で、個人投資家からの応札が提供株数の 1434倍と、過去最高の応札倍率を記録した。中国当局は昨年8月に本土でのI POを一時中止したが、今年に入り再開している。

中国の主要証券新聞に21日掲載されたIPO主幹事、CITIC証券 (中信証券)の資料によれば、個人投資家向けの提供株数4000万株に対し573 億万株分の応札があった。

IPO価格は機関投資家向け提供株式1000万株を含めた全5000万株を 対象として、1株当たり5.97人民元と仮条件の上限に設定された。市場からの 資金調達額は2億9850万元(約38億円)に達する。機関投資家向けでは33 倍の応札があった。

国泰君安証券のトレーダー、エリック・ファン氏(上海在勤)は、投資家 需要は「過去最高。誰もが華電国際電力のように、上場初日に株価が高騰すると 考えている。投資家向け株式販売が好調なら、香港や海外市場ではなく中国本土 市場でIPOを実施する企業が増える可能性もある」と指摘した。

上海証券取引所に2月3日上場した電力会社の華電国際は、個人投資家の 応札株数が提供株数の264倍で、初日の取引でIPO価格比79%高となった。 華電国際は、価格決定について機関投資家の発言力を強める新規則の下で株式を 公開した最初の中国企業。規制当局は2004年8月末に、新規則導入までIPO の承認を停止していた。

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