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楽天株が下落:株式分割による新株売却が優勢-好決算は「予想通り」

前日に決算を発表した楽天の株価は大幅に下落。 一時前日比で6%超値下がりした。株式分割で新株を手に入れた投資家による売りが 取引開始から先行している。前期決算は過去最高益を更新したがほぼ予想通りとの見 方から、需給悪化要因がより株価に影響を与えている。

株価は売り気配で始まり、気配値を切り下げた後に取引が成立、一時6000円 (6.0%)安の9万3800円まで下落した。7日連続安になる。ただ、この始値が安値 となりやや下げ渋った。午前終値は4300円(4.3%)安の9万5500円。売買代金は 57億円とジャスダック首位。

楽天株の値下がりについて市場は「株式分割での新株が翌月曜日に効力を発生す る。この新株を得る投資家はこの日から売却が可能になるため、株価が高値圏にある なかで売り注文を先行させている」(高橋和宏・大和証券SMBCエクイティ企画部 部長)とみている。

株式分割は1株を10株にする予定で、昨年12月末時点の株主に2月21日付で実 施する。この新株は23日に旧株と併合されるため、この日から新株、旧株の区別なく 取引が可能になる。楽天の株価は昨年末から水準が切り上がっているため、投資家か らの売り注文が優勢になっている。

楽天が17日に発表した前期(2004年12月期)決算は、売上高が前期比2.5倍の 456億円、営業利益は同3.2倍の151億円といずれも過去最高を更新した。直前の四 半期(10-12月期)でも売上高は前年同期比2.3倍、営業利益は2.4倍に拡大した。

この決算について、メリルリンチ日本証券の合田泰正アナリストは「営業利益はほ ぼ予想通りで、特に大きなサプライズとは言えない」とリポートした。投資評価は 「中立」を継続した。また、UFJつばさ証券の曽根基晴アナリストも「今後も利益 の高成長が続く見通し」としながら「株価に割安感は少ない」として、投資評価の 「B」(中立)を継続するとした。

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