コンテンツにスキップする

ソフバンク株が安値圏:ゴールドマン「当面下落傾向」-固定電話不振で

ソフトバンクの株価が下落。時間とともに下 げ幅を拡大して一時前日比で4%弱値下がりし、午後の取引でも安値圏で推移して いる。前日に明らかになった固定電話サービスの立ち上がりの状況が、事前の予想 ほどではないとの見方が出ており、取引開始から売り注文が先行している。

株価は一時前日比180円(3.8%)安の4590円まで下落した。2日ぶりの値下 がりになり、昨年9月16日(4570円)以来ほぼ5カ月ぶりの安値になる。午後2 時41分現在で150円(3.1%)安の4620円で取引が進んでいる。値下がり率は東 証1部22位、売買代金は364億円と同2位。

9日発表の第3四半期決算でソフトバンクは、昨年12月から開始した固定電 話サービス「おとくライン」の受注数で86万人(開通12万含む)という数値を初 めて公表した。説明会で孫正義社長は受注の半分程度は名義が不明確で開通には至 らない可能性があると説明したという。

ゴールドマン・サックス証券の安藤義夫アナリストは10日付のリポートで、 おとくラインの受注数について「150万を想定しており、想定外の不振。実質獲得 数は49万とみられる」とコメントした。さらにADSL(非対称デジタル加入者 線)の顧客目標を引き下げ、おとくラインを含めて新顧客目標を出したことなどを 前置きし、「株は当面下落傾向と予想される」と指摘した。

NTT株は上昇

NTT株は上昇、一時前日比で1万7000円(4.0%)高の44万3000円まで上 げた。午後2時41分現在で同1万6000円(3.8%)高の44万2000円で取引が進 んでいる。安藤アナリストはNTTについて「おとくラインが不振で、止めどもな い加入者流出リスクからから解放されたと考えられる」と示した。

ただ、おとくラインは立ち上がり段階であり、固定電話サービスではKDDI が2月から「メタルプラス」という割安サービスを開始している。このため、「現 時点でNTTへの影響を評価するのは難しい」(田中宏典・モルガン・スタンレー 証券アナリスト)との見方もある。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE