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ソフバンクへの800MHz拒否、総務省審議会-孫社長「決意揺らがず」(2)

電波監理審議会(総務相の諮問機関)は9日、携 帯電話事業への参入のため800メガヘルツ(MHz)帯の周波数を要望していたソフト バンクの免許申請を拒否することが適当であると総務省に答申した。総務省から技術 的に難しく、既存顧客にも支障が生じるといった諮問を受けており、総務省の考えに 沿った結論になった。審議会の安田靖彦会長(早稲田大学理工学部教授)が会合後に 総務省内で記者会見して発表した。

総務省は関東総合通信局を通じて10日、800MHzの免許を付与しないことをソ フトバンクに通知する。

ソフトバンクは昨年12月に800MHzでの無線局開設の免許を総務省に申請して いた。2007年の参入を目指す携帯電話事業では800 MHzを基本波、1.7ギガヘル ツ(GHz)を補助波としてマルチバンド(2つの周波数を受けられる)方式を採用す ることを計画している。

今回800 MHzの申請が却下されたことで、携帯電話事業への参入に「次の一 手」が必要になる。ソフトバンクの孫正義社長はこれまでに、申請が退けられた段階 で総務省を相手に行政訴訟を起こす可能性を示唆している。同時に1.7GHzのみで当 面参入するか、他事業者を買収して参入するといった方法が考えられる。

審議会の決定に先立ち孫社長はこの日、決算に伴う記者会見で800 MHzの免許 が付与されない公算が大きいことについて「正式な話は聞いていない」と述べた。そ のうえで「遅かれ早かれ何らかの形で携帯電話事業に本格的に参入するとの決意は1 日も揺らいでない」と強調した。

同時に「本来は周波数をもらって自らの力でやるのが一番だが、役所が決めるこ とである」と述べ、他事業者買収といった方法、選択肢を排除していないことを示し た。

ソフトバンクの株価終値は、前日比10円(0.2%)高の4770円。

--共同取材 東京 若尾藍子 Editor : Murotani

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