米M&Aが活況-顧問業務でゴールドマン首位、メリル、UBS続く

米国でのM&A(企業の合併・買収)が今年 に入り2000年以来の活況をみせている。これを背景に、米証券メリルリンチ、 スイスの銀行UBSがM&A顧問業務でトップの米ゴールドマン・サックス・グ ループに続き、3位以内のランキング入りを果たした。

ブルームバーグのデータによれば、今年これまでに発表されたM&Aは総額 で約1500億ドル(約15兆6600億円)規模となり、前年同期比で32%増と なっている。地域電話2位のSBCコミュニケーションズによる長距離電話最大 手AT&Tの買収、かみそりメーカー大手ジレットによる日用品メーカー最大手 プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)への身売り、さらにシティグループ の保険・年金部門トラベラーズ・ライフ・アンド・アニュイティの生命保険メッ トライフへの売却は、投資銀行に対し総額で最大1億6500万ドルの手数料をも たらす可能性もある。

ニューヨークのM&A顧問会社グリーンヒルのスコット・ボック社長は今年 のM&Aの見通しについて、「2005年の始まり方からすると、これまで過去最 高だった1999年や2000年の水準に急速に戻ることができそうだ。一部の大型 案件が連鎖反応を引き起こすだろう」と述べた。

実際、事情に詳しい関係者が3日明らかにしたところによると、SBCコミ ュニケーションズによる160億ドル相当のAT&Tの買収は、地域通信4位の クエスト・コミュニケーションズ・インターナショナルが長距離通信2位MCI 買収を検討するきっかけになった可能性がある。

ブルームバーグのデータによれば、資本金規模で世界最大の証券会社、メリ ルリンチは、米M&A顧問で2001年以来では初めて3位以内にランキングした。 また、3位以内に食い込んだUBSはこれまでに同圏内にランキングされたこと はない。

P&Gに助言したメリルは昨年の米M&A顧問ランキングの6位から2位 に浮上。また、ジレットの売却に関わったUBSは昨年の9位から3位に上昇し た。

--共同取材 Dan Lonkevich, Dana Cimilluca and Margaret Popper in New York. Editors: Pickering, Quinson.

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