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ボーダフォン:社長にモロー氏、津田氏は会長に-改革「二人三脚」(3)

携帯電話世界最大手の英ボーダフォンの日本拠点、 ボーダフォンは7日、前日本テレコム社長で現在はボーダフォンUK社長のビル・モロ ー氏(45)が4月1日付で社長に就任すると発表した。元NTTドコモ副社長で昨年 12月に就任したばかりの津田志郎社長(59)は会長に就く。

ボーダフォンの津田社長は都内のホテルでの記者会見で、モロー氏の社長就任につ いて「12月から社長をやる過程で強いパートナーが欲しいと思った」と述べ、「日本事 業改革のため私から英ボーダフォンのサリン氏にモロー氏の招へいを要請した」と語っ た。

サリン氏は英ボーダフォンの最高経営責任者(CEO)。記者会見は津田氏のみで、 モロー氏は姿を見せなかった。ボーダフォンは同時にデイビット・ジョーンズ最高業務 責任者が3月31日付で退任すると発表している。

津田社長、わずか2カ月で交代

この時期での社長交代について津田氏は、ナンバーポータビリティ(事業者を変え ても電話番号が変わらない番号持ち運び制度)の導入や新規事業者の参入を考えると、 時間的な猶予はないと判断、「新年度が1つの区切り」と述べた。わずか2カ月で社長 を降りることについては「私自身思い悩んだが、新体制の効果が早く現れることを意識 した」と語った。

津田氏が会長、モロー氏が社長という役割になったことについては、津田氏自身が 決めたとしている。

クレディ・スイス・ファースト・ボストン証券の早川仁アナリストは、ボーダフォ ンの社長交代について「日本人のマネジメントを置くという形が崩れたが、英国本国と しては日本にたずなを持っておきたかった結果だろう」と述べた。

ボーダフォンの携帯電話契約者数の月間純増数は、昨年12月にKDDI子会社の 「ツーカー」に抜かれた。この日発表になった1月分では5万8700台減と大幅な純減 になり、NTTドコモとKDDIに比べて不振が際立っている。

ボーダフォンの株価終値は、前週末比4000円(1.4%)高の28万4000円。

--共同取材 東京 若尾藍子 Editor : Ozawa

企業ニュース:JBN18

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