スイスのUBS:10-12月期は増益へ、富裕層向け事業好調-8日発表

欧州最大の銀行、スイスのUBSが8日発表 する2004年第4四半期(10-12月)決算は増益となり、04年通期は過去最高 益を達成する見通しだ。富裕層向け資産運用業務の手数料増加が寄与したとみ られる。

ブルームバーグ・ニュースがアナリスト12人を対象にまとめた予想中央値 によれば、純利益は18億2000万スイス・フラン(約1560億円)となり、前年 同期の18億1000万スイス・フランを上回ったと見込まれている。04年通期利 益は前年比26%増の78億9000万スイス・フランとなる見通し。

ピーター・ウフリ最高経営責任者(CEO)は過去1年間に実施した総額 12億5000億スイス・フランに上る企業買収を通じ、運用資産を約350億スイス・ フラン拡大した。アナリスト予想によれば、M&A(合併・買収)や株式引き 受けなどの手数料収入は第4四半期に落ち込んだものの、資産運用手数料が業 績を支えたとみられる。

アナリスト調査によれば、UBSのプライベート・バンキング(富裕層向 け資産運用・管理業務)部門の第4四半期税引き前利益は、24%増の8億7700 万スイス・フラン。富裕層顧客の預かり資産は約80億スイス・フラン増加し、 約440億スイス・フランに達したと見込まれている。

2001年12月のウフリCEO就任以来、同社株のリターンは、配当の再投資 分を含めたベースで約29%。これに対し、同社と競合するUBSの株式リター ンはマイナス25%、ドイツ銀行はマイナス8%(ブルームバーグ・データ)。

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