コンテンツにスキップする

NTT:1-3月は減収純損失に、基本料下げや競争で-固定電話(3)

国内通信最大手NTTの第4四半期(1-3 月)は、売上高が前年実績を下回り、連結純損益は284億円前後の赤字に陥る見通 しになった。固定電話で1月から基本料金などを引き下げるうえ、ソフトバンクやK DDIが割安なサービスを展開することが響く。需要が低迷している固定電話でさら に収益環境が悪化して減収、最終赤字に陥る。

NTTは4日、第3四半期までの累計(4-12月)の連結純利益が6984億円 になったと発表した。同時に通期(2005年3月期)の連結純利益は従来予想である 前期比4%増の6700億円に据え置くと発表した。このため、第4四半期は損失を計 上することを見込んでいることになる。

背景としてNTTは「基本料金引き下げでの減収、他社の直収電話参入の影響 などがある」(島田明・第一部門事業計画担当部長)と述べた。基本料金引き下げは 固定電話部門を担う東西地域会社の収益を圧迫する。

基本料金は住宅用で1月から最大で150円引き下げている。この影響額として 各地域会社ともに通期で売上高、営業利益が各200億円前後減るとの見通しを示し た。この結果、1-3月期の連結売上高は2兆7925億円となり、前年同期比で

3.6%減る計算になる。

他社の直収電話では、ソフトバンクが昨年12月から割安な固定電話サービス 「おとくライン」を展開している。また、KDDIは2月から同じく「メタルプラ ス」のサービスを開始している。

UFJつばさ証券の佐分博信アナリストは「基本料の引き下げで第4四半期は 方向として厳しくなるが、他社の直収電話の影響は大きくはない」と指摘した。その うえで「収益は第3四半期まで堅調に推移しており、会社側のコメントを加味しても 1-3月期は会社予想ほどの赤字にはならないだろう」と予想した。

NTTの株価終値は、前日比1000円(0.2%)高の42万5000円。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE