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ドコモ:FOMA普及機発表、販売に弾み-KDDI追い上げ狙う(2)

携帯電話国内首位のNTTドコモは2日、第3世代 携帯電話(3G)で機能を絞って価格を抑えた普及機「700i」シリーズを発表した。 FOMAの販売に勢いをつけ、第3世代携帯電話で先行するKDDIの追い上げを狙う。

「700i」シリーズは富士通、NEC,松下、シャープが端末を供給、富士通の端 末を10日から、他のメーカー製も順次販売を開始する。FOMAでは昨年2月から投入 している現行の「900i」シリーズが高性能版となり、「700i」は普及版という位 置付けになる。価格については「900i」シリーズよりも平均して1万円程度安くなる 見通し。

FOMAの販売台数は「900i」を投入した直後の3月をピークに伸び悩み気味だ ったが、同シリーズの「901i」を発売した昨年12月には持ち直していた。ただ、F OMA累計の販売台数は850万台弱(12月末)と、KDDI「au」の1680万台強の ほぼ半分にとどまっている。

ドコモは普及版の投入により、FOMAの販売台数増加と収益拡大が期待できると みている。900iシリーズに比べて今回の普及版は、ICチップの搭載がない、カメ ラの精度が低い(有効画素数が少ない)、ゲーム機能(iアプリ)が限定されていると いった違いがある。

記者会見したドコモの永田清人プロダクト部長は、FOMAは今後900iと70 0iが「ほぼ半々の割合で売れていく」と予想した。そのうえで第2世代携帯電話(2 G)の顧客を今回の700iシリーズを含めて「FOMAに移行させたい」と述べた。 ドコモは第2世代携帯電話を2012年までに廃止してFOMAに一本化する予定。

東海東京証券の加藤俊介エクイティ部長は、ドコモのFOMA700iについて 「auに追い上げられてきたドコモにとって、短期的なインパクトになり株価が20万円 位まで上昇する可能性はある」と予想した。同時に「中長期の貢献度は読めず、ドコモ はこの普及版以外に、一層のサービス充実を図る必要がある」と指摘した。

【FOMAの月間純増数と累計契約数の推移】

月間純増数 累計契約数

2004年――――――――――――――――――――――――

12月 93万 100台 849万9200台

11月 50万4800台 756万9100台

10月 57万6700台 706万4300台

9月 58万7500台 648万7600台

8月 62万8500台 590万 200台

7月 68万8500台 527万1700台

6月 57万2600台 458万3100台

5月 43万4900台 401万 500台

4月 53万 500台 357万5700台

3月 72万3800台 304万5100台

2月 30万7700台 232万1300台

1月 13万2600台 201万3700台

ドコモの株価終値は、前日比1000円(0.6%)安の18万円。

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