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ダイハツ:10-12月純利益2.4倍、トヨタ向け好調-通期据え置き

ダイハツ工業が31日発表した2004年度 第1-3四半期(04年4-12月)の連結純利益は前年同期比2.5倍の133億 円となった。親会社のトヨタ自動車と共同開発した小型車「パッソ」が伸びた ほか、ダイハツ自社ブランド主力の軽自動車も「タント」「ムーヴ」の販売好 調が寄与した。

中間期実績から差し引いてブルームバーグ・ニュースが算出した第3四半 期(10-12月)の純利益は前年同期比2.4倍の37億2000万円となった。売上 高は同24%増の2887億円、営業利益は同2.4倍の57億4000万円、経常利益 は3.3倍の63億1000万円だった。

4―12月期の売上高は前年同期比19%増の8415億円、営業利益は同2倍 の222億円、経常利益は2.2倍の224億円だった。

販売増で288億円、コスト削減で79億円の営業増益効果があった。一方、 円高で46億円、大分県の中津新工場の立ち上げコスト増などで208億円の減 益要因となった。

ダイハツ自社の自動車販売は同8.2%増の6500億円と堅調だったが、トヨ タ向け受託生産車が75%増の1916億円と大幅に伸びたことが寄与した。

台数ベースでは国内外合計で27%増の75万7500台。うち「パッソ」など トヨタ向け受託分は2.7倍の17万6365台に増えた。また、ダイハツ車は

9.4%増の58万1049台と伸び、特に小型車が68%増の8万7973台と急増した。 ダイハツ車の内訳は、国内2.2倍の1万3929台、海外60%増の7万4044台。 軽自動車はマレーシア市場の低迷により海外が3.9%減の12万1150台にとど まったが、国内は5.5%増の37万1926台を確保した。

従来予想は据え置き

通期の従来予想はすべて据え置いた。売上高が前期比15%増の1兆1400 億円。営業利益41%増400億円、経常利益36%増の380億円、純利益39%増 の240億円と利益はいずれも過去最高更新の見込み。

広報室の滑川隆室長によると、「軽自動車・小型車の競争激化で環境は厳 しいが、通期目標達成を目指す」としている。

通期営業利益は十分達成可能

岡三証券の岩元泰晶アナリストは、「決算内容にサプライズはない。国内 外ともに収益状況が良く、通期営業利益の400億円は十分達成な水準」と評価 している。

ダイハツの株価は決算発表直後に買い進まれて急騰し、一時24円 (3.1%)高の788円をつけたが、午後2時17分現在、22円(2.9%)高の 7867円で取引されている。

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