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KDDI株が小幅安:利益予想を減額、1カ月ぶり安値-ドコモは上昇

携帯電話国内2位のKDDIの株価が小幅下 落。一時前日比で3%弱値下がりした。今期(2005年3月期)の利益予想をやや 引き下げると前日に発表したことで、NTTドコモからの顧客流入がピークを超え たといったた見方が出ている。ドコモの株価は上昇している。

KDDI株は一時、前日比1万5000円(2.8%)安の52万8000円まで下げた。 連日の下落で、昨年12月17日(52万2000円)以来ほぼ1カ月ぶりの安値になる。 午前10時現在で同1万2000円(2.2%)安の53万2000円で取引が進んでいる。 売買代金は48億8000万円と東証1部8位に膨らんでいる。

27日発表した10-12月期連結純利益は、前年同期の2倍に拡大した。主力携 帯電話「au」が好調に伸びた。同時に通期純利益予想を1930億円と従来予想 (1980億円)から2.5%下方修正した。

KDDI株について市場は「業績予想修正がドコモ強気派にとって自身の見方 を裏付ける証しになり、ドコモの料金使用料の多い顧客流出が収まりつつあるなど ととらえられている」(佐分博信・UFJつばさ証券アナリスト)とみている。

業績下方修正の背景についてKDDIは、「au」端末が予想以上に売れてい ることでの販売費用の増加、運転中の携帯電話使用の禁止による「1加入者当たり の平均月間収入」(ARPU)の低下などと説明している。

クレディ・スイス・ファースト・ボストン証券の早川仁アナリストは、KDD Iについてのリポートのなかで「ドコモ復活の足音」と指摘した。KDDIの対ド コモの営業戦略は「トップギアに入ったまま」で、端末販売費用は上昇傾向を脱し ていないとしている。「au」の利益伸びの減速は従来以上としている。

こうした見方を反映する格好でドコモの株価は上昇している。一時前日比 5000円(2.8%)高の18万2000円まで上げた。午前10時現在で同2000円 (1.1%)高の17万9000円で取引が進んでいる。売買代金は94億6000万円と東 証1部2位。

ドコモの株価が昨年来安値に接近していたのに対して、KDDI株は昨年の安 値から持ち直しつつあった。佐分氏は「こうした株価も勢いもこの日の株価の対照 的な動きに反映されている」と付け加えた。

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