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アイシン精機が3日続落、トヨタ能力増強で設備投資負担増を懸念

トヨタ自動車系の部品メーカー大手であ るアイシン精機が3日続落。一時、前日比110円(4.5%)安の2340円。新た な材料は出ていないが、今期に過去最高益を見込む反動や、トヨタの能力増強 に伴う設備投資負担増から、2006年3月期の業績が懸念されているもよう。

メリルリンチ証券の持丸強志アナリストは24日付レポートで、来期は営 業減益の可能性が強まるうえ、主要顧客であるトヨタの生産能力拡充で短期的 に大幅なコスト負担を強いられる可能性があると指摘。想定株価は来期の1株 利益(EPS)予想の174.83円に対して自動車部品セクターの平均PER (株価収益率)13倍を当てはめた2200円と設定し、投資判断を「売り」とし た。

今期の営業利益については会社予想960億円(前期比11%増)に対してメ リルでは1050億円(21%増)と上振れるとみているが、来期の営業利益は 1020億円と前期比2.9%の減少に転じると試算している。純利益は7.5%増の 500億円を予測。

アイシン精機財務担当の金子裕市氏は、「業績見通しについてはコメント できない」としつつも、「設備投資額は今期計画の1700億円に対して来期は 2000億-2300億円程度に拡大する」との見通しを示した。増強するのは自動 トランスミッションやサンルーフなどボディ関連製品に加えて米国で法的に設 置が義務付けられている体重検知センサーなど。

設備投資の増強による収益圧迫懸念に対しては、「確定受注を前提とした 設備投資を実行している」として、需要の大幅な増加を反映した前向きなもの だと強調した。

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