コンテンツにスキップする

医薬品輸入解禁法案を提出へ-米連邦議会、メーカー保護策廃止も

米議会ではこの日、医薬品を価格の低いカ ナダなど外国から輸入することを合法化する法案が提出される。ブッシュ政権 2期目がスタートし、共和党の議会支配が一段と強まったにもかかわらず、医 薬品大手のファイザーやメルクなどを保護してきた政策が廃止に追い込まれる 機運が高まってきた。

バイロン・ドーガン上院議員(民主党、ノースダコタ州選出)とオリンピ ア・スノー上院議員(共和党、メーン州)は25日、ビル・フリスト上院院内総 務から、この法案をめぐる公聴会を開催する確約を取り付けた。法案の提案者 には共和党議員5人を含め8議員が名を連ねる。

ドーガン議員とスノー議員は25日、「年内に医薬品輸入解禁法案を上院で 通過させる決意を固めた」との共同声明を発表。このなかで、「米国の消費者 向け処方せん薬品の価格が、世界で最も高く設定されているのは公正さを欠い ている」と主張した。

米国内の医薬品価格は年間10%のペースで上昇している一方、カナダなど 外国政府が設定する価格は米国での価格を最大70%下回っている。共和党4名 を含む10州の知事は先週、フリスト院内総務に対する書簡で、輸入解禁法案の 通過を訴えた。

医薬品最大手、米ファイザーのヘンリー・マッキンネル最高経営責任者 (CEO)は昨年、ブッシュ大統領の再選を支援するために20万ドル(約 2100万円)の資金を調達。安全性の問題という観点に立って医薬品輸入の合法 化に反対を唱えてきた。米議会は来年、下院の全議席435議席と上院議席の3 分の1が改選されるため、医薬品業界の保護措置の継続が危ぶまれている。

--共同取材 ボストン John Lauerman ワシントン Michael McKee, Keith Snider and Julie Slattery Editors: Simison, Jaroslovsky, Hunt, Todd.

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE