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12月国内自動車生産は3.3%減-通年は3年連続1000万台乗せ

日本自動車工業会が26日まとめた12 月の国内自動車生産台数は、前年同月比3.3%減の79万1055台にとどま り、2カ月ぶりにマイナスとなった。曜日の配列で稼働日が前年より少なか った影響のほか、日産自動車が鋼材の調達難で3日間操業を停止したことや マツダが工場火災で生産減を余儀なくされたという特殊要因もあった。

2004年の通年では、世界的な日本車の販売好調を背景に前年比2.2% 増の1051万1518台と3年連続の増加。また3年連続で1000万台を突破 した。

12月の国内生産は、乗用車が前年同月比1.0%減の66万7280台と2 カ月ぶりのマイナス。このうち普通乗用車は5.8%減の29万8770台、小 型四輪車は5.7%増の26万1119台、軽四輪車は2.2%減の10万7391台。

トラックも13%減の12万72台と2カ月ぶりの減少。このうち普通ト ラックは12%減の5万5847台、小型トラックは15%減の3万132台、軽 トラックは13%減の3万4093台。バスも30%減の3703台と2カ月ぶり の減少だった。

2004年通年では、普通自動車が7.8%増の404万4563台と6年連続 プラスとなり2年連続過去最高となった。また軽自動車も5.9%増の136万 6675台で過去最高を2年ぶりに更新した。

05年も前年並み

今年の国内生産台数の見通しについて自工会広報室の高橋信行氏は、昨 秋からトラックの販売が減少傾向にあるなど楽観はできないが、今秋の東京 モーターショーは第50回を迎え盛り上がりが期待されることや排ガス規制 (新長期規制)の強化による買い替えも見込まれることから「2004年と同 じレベルを期待したい」と述べた。

輸出は12月2.4%減-通年は3年連続のプラス

一方、12月の自動車輸出台数は前年同月比2.4%減の43万7511台 と、10カ月ぶりにマイナスとなった。通年は前年比4.2%増の495万7663 台で3年連続のプラスだった。

通年では乗用車は3.3%増の421万4027台と3年連続で増加、トラッ クは9.1%増と68万7795台と大幅に増え2年ぶりにプラスとなった。バ スも23%増の5万5841台と好調だった。

輸出は北米向け減少、欧州向けは増加

アジア向けの輸出は現地生産の増加を反映して2.5%減。中国、マレー シア、シンガポール向けなどが減少した一方、タイやインドネシア向けは増 加した。北米も現地生産の増加などで3.4%減と前年を下回った一方、欧州 は10%増と大幅に伸びた。

欧州でも欧州連合(EU)25カ国向けは1.7%増と小幅な伸びにとどま ったが、ロシア向けが約3倍の10万6604台と大幅に拡大するなど、EU 以外の欧州各国への輸出の伸びが著しかった。

輸出比率拡大は80年代と異なる

輸出比率は47.2%となり3年連続で拡大したが、高橋氏は「必ずしも 80年代のように上がるとは思っていない」との見方を示した。輸出比率の過 去最高は1985年で、国内で生産された1227万台のうち54.8%が輸出され ていた。

-- Editor:Hinoki

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