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ヤフー:10-12月純利益39%増、競売や広告好調-通期42-47%増(4)

インターネットのポータル(玄関)サイト国内 最大手ヤフーが発表した昨年10-12月期決算は、連結純利益が前年同期比で39%増 加した。主力のオークション(競売)事業が引き続き伸び、広告部門も好調だった。

2004年度(2005年3月期)第3四半期の純利益は92億5000万円(前年同期 は66億5000万円)に増えた。オークション部門は店舗数と取扱金額がともに拡大、 手数料収入が増えて全体の利益拡大をけん引した。広告部門も堅調だった。

インターネットプロバイター収入がある「ヤフーBB」事業も、顧客数の伸びに 従って売り上げが伸びた。全体の10-12月期の売上高は310億円と前年同期比で 54%増加した。

この期間の会社予想は純利益が80億-93億円、売上高は275億-300億円で、 実績は純利益がこの予想の範囲の上限、売上高は予想を上回った。ヤフーの収益は確 実に増加が続いているが、増益率や増収率は減少基調が鮮明になっている。

メリルリンチ日本証券の合田泰政アナリストは、ヤフー決算について、「会社予 想上限前後の好決算で自身の予想も上回った」と評価した。ポイントとして、広告収 入が過去2四半期に比べて高成長となった、過去半年程度は成長が鈍化していたオー クションの減速が止まった、という2点をあげた。

この第3四半期決算を受けて、自身の通期予想を増額する必要性があるとしなが ら、合田氏は「中長期的な潜在力を踏まえても現在の株価は割高」と指摘、投資評価 は「売り」で継続すると述べた。

通期純利益、42-47%増を予想

同時に発表した第4四半期(1-3月期)の収益予想は、純利益が91億5000 万-103億円(前年同期は77億3000万円)、売上高は330億-354億円(同226 億円)だった。

この結果、2004年度の予想は純利益で354億-365億円(前期は248億円)、 売上高は1149億-1173億円(同758億円)の予想となる。前期比で純利益は42- 47%増加、売上高は52-55%増になる。

通期の売上高や利益は過去最高を更新する。東証で記者会見したヤフーの井上雅 博社長は「配当についてはいまのところ未定」と述べた。また、来期(2006年3月 期)についても今期と同様に「先行投資を継続したい」と述べ、利益基盤を広げるた めの投資を優先させる考えを示した。

ヤフーの株価終値は、前日比5000円(1.0%)高の50万3000円。

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