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ジグノシステム飯田社長:ラジオ連携事業に本腰-今期収益「厳しい」

ラジオのエフエム東京子会社になった携帯電話 コンテンツ(情報の内容)配信のジグノシステムジャパン(大証ヘラクレス上場) は、ラジオとの連携ビジネスに本格的に取り組む。親会社のエフエム東京の顧客基 盤を生かして音楽配信といった有料サービスや物品販売を収益の柱に育てる。飯田 桂子社長が13日のインタビューで事業戦略を語った。

エフエム東京は、ジグノシステム株を第三者割り当て増資と公開買い付け(T OB)で昨年11月に54%取得、ジグノシステムを傘下に収めた。TOBにはそれ までの親会社だったプラザクリエイトなどが申し込み、プラザクリエイトは2位株 主になった。

飯田社長はインタビューで「携帯電話やカーナビゲーションでラジオを聞いて いる人に、着うたといった音楽配信やショップを展開していく」と述べた。エフエ ム東京のラジオで流れた音楽や番組で紹介された食べ物などを、携帯電話の簡単な 操作で視聴者が取得、購入できる仕組みを考えている。

さらにラジオ放送がデジタル化されれば、音声と同時に映像も送れることにな る。耳だけで視覚を必要としないラジオは、コンテンツビジネスの相性もいいと飯 田社長はみている。

今期収益、「厳しくならざるを得ない」

このエフエム東京との資本・業務提携やそれに伴う業態変更で、今期(2005年 3月期)の収益について飯田社長は「厳しくならざるを得ない」と述べた。今期は 売上高56億円で、経常利益12億4000万円、純利益7億1000万円を予想している が、この数値については「精査を検討している」と語った。

来期(2006年3月期)についてはブルームバーグが集計したアナリスト平均と して、売上高79億円、経常利益19億円、純利益11億円という数値が出ている。こ の収益水準について飯田社長は、来期からラジオとの連携事業が立ち上がるものの 投資が先行することから「利益については再来期にかける」と指摘、アナリスト予 想ほどの収益は達成できない可能性を示した。

ジグノシステム株の午前終値は、前日と同じ18万3000円。

--共同取材 東京 若尾藍子 Editor : Murotani

企業ニュース:JBN18

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