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12月新車販売は2.6%増-04年は400万台割れ、災害響く(6)

日本自動車販売協会連合会(自販連)が5 日発表した12月の登録車(軽自動車を除く)の新車販売台数は、前年同月比

2.6%増の30万3124台で、2カ月連続の増加となった。2004年1月-12月 までの年間ベースでは、前年比1.6%減の396万2232台と400万台を割り込 み、2年ぶりに減少した。

04年の販売実績について、自販連では、鋼材不足に加え、特に記録的な大 型台風などの自然災害の影響があったとし、こうした災害がなければ400万台 は超えていた可能性もあったと見ている。

04年の車種別販売台数は、乗用車が0.8%減の339万6048台。普通乗用 車は、トヨタ自動車の「クラウン」をはじめとする新車効果により、前半ハイペ ースで販売が伸び、11%増の135万9220台となったものの、前半に新車投入 の少なかった小型乗用車が7.2%減の203万6828台と足を引っ張った。後半 こそ日産自動車「ティーダ」などの新型車が堅調だったが、前半のマイナスを補 い切れなかった。

トラックも、排ガス規制強化による需要増加が一巡した影響を受け、普通ト ラックが11%減の18万6548台、小型トラックも3.2%減の36万1489台と なった。バスも14%減の1万8147台だった。

12月の新車販売台数のうち、乗用車は5%増の26万2775台だった。この うち、普通乗用車は1.1%減の10万8443台、小型乗用車は9.8%増の15万 4332台。また、トラックは11%減の3万9318台で、このうち、普通トラッ クは25%減の1万2805台、小型トラックは1.3%減の2万6513台。また、 バスは12%減の1031台だった。

三菱自は12月、通年とも41%減

メーカー別では、トヨタが12月で13%増の12万6624台、通年で2%増 の173万8968台となり2年連続でプラス。ホンダが12月は9.1%増の4万 2024台、通年で2.7%増の47万2384台と2年ぶりにプラスだった。一方、 日産自は、12月は3.9%増の5万4006台となったが、年間では4.9%減の74 万3061台となり、4年ぶりにマイナスに転じた。マツダは12月が0.7%減の 1万4819台、年間では1.2%減の23万1677台となり、2年ぶりに減少した。

リコール(無償回収・修理)問題で揺れる三菱自動車工業は12月で41%減 の6427台で13カ月連続のマイナス。通年でも41%減の8万2174台と、前 年実績から大幅に落ち込んだ。三菱ふそうトラック・バスも12月は44%減の 3923台、通年でも16%減の7万3293台にとどまった。

軽自動車は通年で過去最高

一方、全国軽自動車協会連合会(全軽自協)が発表した12月の軽自動車 (排気量660cc以下)の新車販売台数は、前年同月比4.3%増の14万6423 台と2カ月連続でプラスとなった。04年の年間実績は前年比4.8%増の189万 1147台となり、1999年以来、5年ぶりに増加し、過去最高を記録した。新型 車の投入が相次いだことが奏功した。

全軽自協では、軽自動車の新規格が導入された1998年以降、これまでは登 録車に比べ劣るとみられていた衝突安全性の面などでの性能が高まってきている こともあり、登録車から軽自動車への需要シフトが起きているとも見ている。 2005年の販売台数については、2.2%減の185万台を予想する。

メーカー別では12月、通年ともに、三菱自を除く国内全メーカーが増加し た。スズキが12月は8.8%増と12カ月連続プラス、通年で5.4%増となり2 年ぶりにプラスに転じたほか、ダイハツが12月に7.5%増と13カ月連続プラ ス、年間でも5.4%増と2年連続でプラス。02年から量販を開始した日産自も 12月は7.9%増、通年で91%増となり、3社は通年ベースで過去最高となった。

一方、三菱自は12月は36%減と9カ月連続でマイナス、年間でも24%減 と5年連続でマイナスとなった。

クレディスイスファーストボストン証券の遠藤功治アナリストは、昨年の国 内市場について「セダンやコンパクト中心に需要が伸びた年で、トヨタのマーク X、ホンダのレジェンド、日産のフーガなどがけん引した。またコンパクトカー はトヨタのパッソなどが大きく貢献した」と述べ、「日本の大手3社のトヨタ、 日産、ホンダは、米国でも国内という大切な市場においても、販売台数、シェア を伸ばしてきているが、今年もこの傾向は続きそうだ」と指摘する。

--共同取材:井上加恵、Editors: Hinoki

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