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ドコモ:来期も減益に、各種割引で売上高減る-UFJつばさの佐分氏

UFJつばさ証券の佐分博信アナリストは29 日付のリポートで、NTTドコモの来期(2006年3月期)収益予想を減収減益に引 き下げた。営業利益は今期(2005年3月期)UFJつばさ予想比で3%程度減ると みている。各種割引制度の導入で売上高が落ち込み、コスト削減を進めても利益水 準を確保できない。

ドコモの来期収益について佐分アナリストは、営業利益が今期比で2.9%減の 8259億円(これまでは5.9%増の9835億円)、売上高は同0.3%減の4兆8240億 円(同0.5%増の5兆68億円)と予想した。来期も減収にしたのは、KDDIに対 抗して「家族割引の適用を拡大したり、家族割引を活用する顧客が増えているのが 背景」と述べた。

このため、第3世代携帯電話(3G)「FOMA(フォーマ)」で価格がやや 安い「普及版」を投入するといったコスト削減を進めながら、減益になる可能性が あるとしている。佐分氏の来期営業利益予想は、今期の会社予想比でも0.5%減に なる。ドコモは今期営業利益を、端末販売費用の増加から25%減の8300億円と予 想している。

ドコモは来期について「V字回復を目指す」(中村維夫社長)と標榜している。 この会社見通しの実現性について佐分アナリストは疑問を投げかけた格好になる。 データ通信速度が速くなるシステムHSDPAの導入も2005年春から1年程度先送 りになることで「KDDIに比べてパケット(データ)の通信量を増やす仕組み作 りも遅れている」として売上高を圧迫する一因になると指摘した。

この収益予想の引き下げに伴い妥当な株価水準を18万円(これまでは20万 円)に引き下げた。投資評価は「B」(中立、今後半年から1年の株価がTOPI Xに対して上下5%以内に収まる)を継続している。投資評価についてはKDDI とNTTの「A」(同5-20%上回る)を維持した。

ドコモの株価終値は、前日と同じ18万8000円

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