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ミサワが大幅高、トヨタ主導で再建本格化-メリルやGSも支援に興味

産業再生機構から支援を受けることが決 まったミサワホームホールディングスの株価が大幅上昇。トヨタ自動車と資本・ 業務提携することで28日基本合意し、トヨタ主導で経営再建が進むとの期待が 強まった。また米投資銀行のメリルリンチやゴールドマン・サックスなどがスポ ンサーに名乗りを上げていると一部で報道されたため、財務健全化についても早 期にめどがつくとみられた。

この日は買い気配で取引をスタート。午前9時15分すぎに292円で寄り付 いた。その後は大口の売り注文も出ており、上げ幅を若干縮小しているが、290 円前後で取引が進んでいる。

コスモ証券エクイティ部情報グループの清水三津雄・次長は「産業再生機 構の活用や、トヨタが筆頭株主として経営再建に主体的に関わることが決まり、 とりあえず買い安心感が広がった。トヨタのブランド力を生かして、ミサワの住 宅事業が再生することに期待したい」と述べている。

クレディ・スイス・ファースト・ボストン証券株式調査部で不動産・住宅 業界などを担当する大谷洋司シニアアナリストは、住宅メーカーとしてのミサワ について、「ブランドイメージは壊れてはおらず、製品自体への信頼度も高い」 と言う。このためミサワが住宅だけに専念できれば、業績や企業ブランドの「リ カバーも早い」とみている。

ミサワは28日夜、総額1400億円の金融支援と住宅事業などのコア事業に 特化することを柱とする再建策を発表。トヨタが第三者と共同で33.4%を出資、 経営首脳も派遣することで調整していることを明らかにした。トヨタは単独での 出資比率を「10%をめどに調整する」(広報室の藤井英樹氏)方針で、筆頭株 主となる見込み。

GS、野村は報道内容を確認中

一方、29日付の日本経済新聞朝刊は、ミサワの支援に、メリル、GS、野 村プリンシパル・ファイナンスが意欲をもっていると報道した。トヨタと並ぶス ポンサーとして共同出資を狙うのだという。 こうした報道に対して、GS東京支店の松本弘子・広報担当は「広報まで話が来 ておらず、現段階では確認中」と指摘、野村証券も「個別案件なのでまったくコ メントできない」(佐藤修司・広報部広報課長)としている。

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