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きょうの【注目株】:新日鉄、日立造、ゴールドウ、クラリオンなど

28日の【注目株】は以下の通り。

新日鉄(5401):国内鉄鋼大手の新日本製鉄の株価動向に注目が集まりそう だ。同社は27日、建設用のボルトやワイヤロープなどに使用される棒線の生産量 を増強するため、中山製鉄所と共同出資で新会社を設立すると発表した。新日鉄 の広報担当の鈴木聖人氏によると、新日鉄の棒線の生産量は、建材用や自動車用 などを含め現在は月24-25万トン程度だが、新会社に新たに生産を委託すること で、全体で同2万トン増加する計画としている。

日立造船(7004):日立造船の株価動向に注目が集まりそうだ。同社が52% 出資している日立造船富岡機械が27日、主力の製紙機械などの長引く不振を理由 に、来年3月に会社解散すると発表した。製紙機械事業は国内外メーカーとの競 争激化などで日立造船富岡機械を取り巻く事業環境は悪化しており、日立造船富 岡機械の2005年3月期の業績は3期連続の損失計上と無配が予想されていた。 日立造船富岡機械に52%出資している日立造船は同日、日立造船富岡機械の解散 による業績への影響は今後明らかにするとのコメントを発表した。

バンダイビジュアル(4325):27日に2005年2月期の単独業績予想を上 方修正したバンダイビジュアルの株価に注目が集まりそうだ。当期利益はこれま での20億5000万円から22億円(前期比14%増)に上方修正される見通し。 DVDソフトで「ガンダム」シリーズの売り上げが好調だったことが寄与する。 これを受け、年間配当もこれまでの1株1500円から2000円に増やす。売上高 はこれまでの248億円から251億円に増える見通し。DVDは「機動戦士ガンダ ムSEED」や「攻殻機動隊」などの主力製品の販売が好調に推移しそうだ。売 り上げの増加を受け、経常利益も36億円から39億円に上方修正する。

日立マクセル(6810):27日に業績予想を下方修正した日立マクセルに株価 の注目が集まりそうだ。2005年3月期の連結純利益はこれまでの63億円から 30億円(前期比58%減少)になる見通し。主力商品であるDVD±Rや磁気テ ープなどコンピューター向けの記録媒体が価格競争から単価が下落したことが響 く。売上高は2090億円から1990億円に下方修正した。DVD±Rなどの単価 下落が激しいほか、廉価販売を防ぐため販売数量を減らした。原油価格の高騰で 原材料となる石油化学製品の価格が上がったうえ、国内工場の操業率低下で固定 費の負担も重くなり、営業利益は85億円から39億円に、経常利益は100億円 から54億円に下方修正された。期末の9.5円配当(年間では19円配当)の予 想は据え置いた。

ゴールドウイン(8111):27日に1009万株、23億円の第三者割当増資を 実施すると発表したゴールドウインの株価に注目が集まりそうだ。増資により資 本を増強するほか、調達資金で開発力を強化するのが狙いだ。新株の割当先は三 井物産478万株、丸紅178万株、マツオカコーポレーション130万株など12社。 払い込み期日は2005年1月17日で、新株は2月1日に交付される。新株の発行 により、発行済み株式数は現在の21%増の5844万株になる。三井物産は今回の 増資により、ゴールドウイン株を9.3%保有する筆頭株主になる見通しだ。

吉野家ディー・アンド・シー(9861):吉野家の株価動向が注目されそうだ。 今年の猛暑によって原材料の米が豊作だったことなどから調達コストが軽減し原 価率が低下したことや人件費などコスト削減が奏効し2004年第3四半期(9- 11月)の連結営業損益は5億7300万円の黒字となった。第1四半期の営業損益 は12億円の赤字、第2四半期は14億円の赤字だった。

ただ、利益が回復傾向にあるものの、流動的な面もあるとして2005年2月 期業績は従来予想を据え置いた。売上高は前期比18%減の1152億円、経常損益 は21億円の赤字(前期は124億円の黒字)、純損益は25億円の赤字(同56億 9000万円の黒字)を見込んでいる。

クラリオン(6796):日立製作所(6501)が筆頭株主になることが27日明ら かになったクラリオンの株価に注目が集まりそうだ。日立はクラリオンの発行済み株 数の14.52%を12月30日付で取得すると発表、現在のクラリオンの筆頭株主で米 投資ファンドの「HBKマスターファンドLP」(本社:米テキサス州)が保有する 全株式4070万7000株を約110億円で取得するという。業績への影響はない。

現在、日立とクラリオンはカーナビの基礎技術で協業関係にあり、今後、協業 関係を維持・強化するため、日立がファンドから株式を買い取ることにした。

市場では、日立のハードディスク装置(HDD)事業の中長期的な強化につな がるとの見方もあると同時に、「今後、カーナビ事業で両社の相乗効果が期待されよ う。クラリオンの株価にとって、好感される可能性があるのでは」(SMBCフレン ド証券投資情報部の長岡良治課長代理)との声が出ていた。

三井トラスト・ホールディングス(8309):27日に初めて1000円の大台 に乗せ、2002年1月31日以来の上場来高値を更新した。足元の業績や財務体質 の改善が市場で認知され、中長期的な買いが入っているとの観測も出ているよう だ。7日の終値は、前週末比15円(1.5%)高の1001円。12月に入り、同社 株25%、年初来では66%も上昇している。

目先の株価について、東洋証券の沼田啓次情報部長は「株価チャート(けい 線)のテクニカル上、4月の高値から5月の安値までの下げ幅の2倍にあたる 1205円まで上昇する可能性がある」とみていた。

東洋エンジニアリング(6330):ロシアで化学プラントを受注した東洋エン ジニアリングの株価に注目が集まりそうだ。28日付の日本経済新聞朝刊は、東洋 エンジニアリングなど3社が、ロシア化学大手のカザンオルグシンテンツ(カザ ン市)から、高機能樹脂のポリカーボネート生産設備など化学プラントを受注し たと報じた。受注総額は約2億ドル(約200億円)。2007年に完成予定という。

住友鉱(5713):住友金属鉱山の株価動向に注目が集まりそうだ。28日付 の日本経済新聞朝刊は、住友鉱が総額約150億円を投資して液晶パネル用素材の 新工場を愛媛県新居浜市に来年6月をめどに建設する、と報じた。新工場は液晶 駆動用の半導体チップを搭載するフィルム基板を生産する予定で、生産能力は 2008年3月末までに従来の4倍となる年産950万平方メートルを目指すと伝え ている。

オプト(2389):インターネット広告専業代理店、オプトの株価動向に注目 が集まりそうだ。28日付の日本経済新聞朝刊は、オプトが来年1年間にネット上 に金融、不動産など幅広く約100件の情報専門サイトを新設する方針、と報じた。 情報の掲載企業を増やし掲載料の収益増を狙うとしている。新規に立ち上げるサ イトは企業などが発信する商品やサービスなどの情報の無料検索を想定している という。総合検索では得難い情報を特定の分野に絞り込んで価格情報などを提供 し、収益基盤の一つに育てると伝えている。

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