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新日石:家庭用燃料電池を来年3月に部分投入-東ガスに追随(2)

石油最大手の新日本石油は20日、一般家 庭向けの液化石油ガス(LPG)型燃料電池システムを05年3月に市場投入する と発表した。これは三洋電機と共同開発した製品で、LPG型では世界初。05年 度の投入地域は関東地域に限定し、06年度以降に全国展開する。

家庭用燃料電池については、東京ガスと松下電器産業、荏原バラードの3社 連合が6日、05年2月に市場投入すると発表しており「05年は燃料電池の幕開 け」(新日石の渡文明社長)となりそうだ。

新日石が今回投入する製品は、出力750ワット、エネルギー総効率は76%。 メンテナンスを重視する方針に基づき、05年度は関東地域に限定する形で150 台を設置する。3年間は完全補償する一方、同システム導入による光熱費の削減 予定額(年間約6万円)をレンタル料金として設定するため、利用者にとっては 「実質負担はない」(渡社長)としている。製品の生産は三洋電機に委託し、新 日石のエネオス・ブランドで販売する。

渡社長は、LPGが阪神大震災などに際して有効なエネルギー源となったこ とを挙げ「LPGは災害に強いエネルギー」と強調するとともに「燃料電池のト ップランナーとして、利便性の高い製品の開発・普及を図る」と語った。同社は LPG型に続き、灯油型システムについても06年度の市場投入を目指す。

新日本石油の株価終値は前日比7円(1.1%)安の631円。

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