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KDDI小野寺社長:ツーカー「うまくいっている」-本体吸収も(2)

携帯電話国内2位で「au」を展開するKD DIの小野寺正社長(56)は15日、子会社ツーカーの事業について「うまくいっ ている」と評価し、ツーカーの顧客をKDDIに取り込む可能性を示唆した。都 内での定例記者会見後に一部記者団に語った。

ツーカーは機能を必要なものに絞るという「シンプルケータイ」戦略を進め ている。ディスプレイも取り除いた京セラ製の新型機種「ツーカーS」を11月 18日に発売、これが評判で11月の契約者数が2002年4月以来ほぼ2年半ぶりに 増加に転じた。

小野寺社長はツーカーについて「メールと音声に特化するという戦略が受け ている。『ツーカーS』は好調で、12月も契約者数が純増となると聞いている」 と述べた。

ツーカーは東京、東海、関西の地域3社が事業を展開している。KDDIは この3社について7月末に完全子会社化の方針を発表、11月中旬までに相対で株 式を買い増して出資比率をいずれも9割以上にした。残りの株式は2005年3月 25日に株式交換で取得する。

KDDIはツーカー完全子会社化について、今後の在り方を検討するうえで 意思決定を迅速にするとして、本体への取り込みのほか事業売却も選択肢として いた。こうした点について小野寺社長はこの日、「ツーカー事業はうまくいってお り、今後については当然考慮する」と強調、ツーカー事業が好調を持続すれば「a u」に取り込む考えを示した。

2004年はグループ再編

KDDIは2004年にグループを再編・強化した。ツーカー3社を完全子会社 化するほか、子会社DDIポケットはカーライル、京セラグループに売却、テレ マーケティング関連の2社は合併させて「KDDIエボルバ」として発足させた。 小野寺社長は「本体のauに比較すると、子会社群を再編、グループとして強化 したのがこの1年だった」と述べた。

そのうえで2005年については、第3世代携帯電話(3G)「CDMA 1X W IN(ウィン)」、2月開始予定の固定電話サービス「メタルプラス」を中心に、 中長期的な成長に向けた顧客基盤の拡大を目指すとしている。

KDDI株の終値は、前日比6000円(1.2%)高の52万2000円。

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