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クレディ・スイス:CSFBと小口・富裕層向け銀行業務を統合へ

スイスの銀行2位、クレディ・スイス・グ ループは7日、証券部門のクレディ・スイス・ファースト・ボストン(CSF B)と小口・富裕層向けの銀行部門を向こう2年で統合すると発表した。競合他 社に遅れを取っている収益を改善するのが目的。

クレディ・スイスの発表資料によれば、同行はCSFBの純利益を2007 年までに少なくとも30億スイス・フラン(約2707億円)に拡大させる意向で、 今回の組織再編を通じてコストを削減する。また保険部門のウインタートウルの 株式を新規株式公開(IPO)を通じて売却する予定。

オズワルド・グルーベル最高経営責任者(CEO)は共同CEOでCSFB のトップだったジョン・マック氏の退社後、同証券部門の再編に努めている。ク レディ・スイスのこの日の発表によれば、同行はさらに商品部門に注力し、CS FBの資本市場関連事業を統合していくとしている。

リーマン・ブラザーズ・ホールディングスのロンドン在勤アナリスト、マー ク・ホージ氏はCSFBについて「採算を下回っているビジネスだ」とした上で、 「事業を成長させ、利益の出る路線に乗ることが必要だ」と指摘した。

アナリストの推計や決算報告書などによると、米証券ゴールドマン・サッ クス・グループなどの競合他社のコスト水準に合わせるためには、クレディ・ス イスはCSFBの年間経費を約17億スイス・フラン削減する必要がある。 2004年1-9月期のCSFBのコストは売上高1ドルにつき約86セント(約 88円)と、ゴールドマンの69セントを上回っていた。

クレディ・スイスは発表資料で、今回の統合計画により「増収とかなりのコ スト節減への道」が開けるとしており、CSFBのコストを下げるため、フロン トオフィスのスタッフを削減し、コストの安い地域へインフラを移すとしている。

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