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ソフバンク:「800MHzで無線局開設」申請-携帯事業07年開始意向(4)

携帯電話事業への進出を表明しているソフトバ ンクは6日、事業参入に必要な無線局開設の免許を総務省に申請したと発表した。 携帯電話については800メガヘルツ(MHz)帯の周波数を使って参入する計画をすで に表明しており、総務省からこの周波数の免許申請は可能との説明を受けたことで、 計画の実施に向けて手続きを進める。

ソフトバンクの孫正義社長、ソフトバンクBBの宮川潤一取締役(日本テレコ ム取締役)、牧野二郎・弁護士が午前、都内ホテルで緊急に記者会見して無線局開 設の免許申請を表明した。ソフトバンクは800MHz帯の周波数の割り当てを求めて総 務省を提訴しており、この「国際弁護団」で牧野氏は中心的な役割を担っている。

携帯電話事業についてソフトバンクは、電波特性が優れた800MHz帯を中心にナ ンバーポータビリティ(事業者を変えても同じ番号を使える制度)が導入される 2006年中にも進出すること目指していた。ADSL事業で国内2位のソフトバンク は、日本テレコムを買収して固定電話網を手に入れ、さらに携帯電話を加えて総合 通信会社への事業拡大を狙う。

総務省「800MHz帯の申請は可能」

800MHz帯について総務省はこれまで、既存事業者(NTTドコモ、KDDI) 間で再編・配分されるものとの立場を取っていた。しかし、ソフトバンク側が申し 立てていた同周波数の割当行為等の執行停止と仮処分命令についての東京地裁民事 法廷で、11月に800MHz帯での免許申請は可能との考えを示した。

これを受けてソフトバンクはこの日の免許申請に踏み切った。800MHz帯につい てはさらに、総務省の「携帯電話用周波数の利用拡大に関する検討会」で議論が進 んでいる。総務省はこの検討会の結果を踏まえて来年1月に800MHz帯についての考 えをまとめる。

「もう1つの新規参入」で先手-07年中にも事業開始

通信事業の顧客獲得費用の効率化を目指してソフトバンクは、プロ野球の新規 球団「ダイエーホークス」を買収すると11月末に発表した。プロ野球参入について は日本プロ野球機構(NPB)のヒアリングやプロ野球オーナー会議での承認とい う手続きを踏めば達成できる。こうしたなかで「もう1つの新規参入」である携帯 電話事業について、総務省の検討会の結論が出る前に先手を打った格好になり、事 業参入の意欲を全面に打ち出している。

ソフトバンクの孫社長は、記者会見で「周波数の認可を得たわけではないが、 明確な一歩、進展があった」と強調した。そのうえで、「少なくとも2005年中には 免許を得られ、設備投資と実験を経て2007年中には事業を開始できる」と語った。 また、携帯電話参入に当たっての設備投資の総額は「3000億円前後になる」と、見 通しを示した。

この日の無線局開設の申請に伴い、総務省を提訴している訴訟については一部 を取り下げる方向で検討する。

ソフトバンク株の終値は、前日比30円(0.6%)安の4920円。

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