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ソフバンク:800MHz帯で無線局開設を総務省に申請-「参入に進展」(3)

携帯電話事業への進出を表明しているソフトバ ンクは6日、事業参入に必要な無線局開設の免許を総務省に申請したと発表した。 携帯電話については2006年にも800メガヘルツ(MHz)帯の周波数を使って参入す る計画をすでに表明しており、総務省から800MHz帯の周波数の免許申請は可能との 説明を受けたため、こうした計画の実施に向けて手続きを進める。

ソフトバンクの孫正義社長、ソフトバンクBBの宮川潤一取締役(日本テレコ ム取締役)、牧野二郎・弁護士が午前、都内ホテルで緊急に記者会見して無線局開 設の免許申請を表明した。ソフトバンクは800MHz帯の周波数の割り当てを求めて総 務省を提訴しており、この「国際弁護団」で牧野氏は中心的な役割を担っている。

携帯電話事業についてソフトバンクは、電波特性が優れた800MHz帯を中心にナ ンバーポータビリティ(事業者を変えても同じ番号を使える制度)が導入される 2006年中の進出を目指している。ADSL事業で国内2位のソフトバンクは、日本 テレコムを買収して固定電話網を手に入れ、さらに携帯電話を加えて総合通信会社 への事業拡大を狙う。

ただ、800MHz帯について総務省は、既存事業者(NTTドコモ、KDDI)間 で再編・配分されるものとの立場を取っていたが、ソフトバンク側が申し立ててい た同周波数の割当行為等の執行停止と仮処分命令についての東京地裁民事法定で、 同省が11月にソフトバンクに800MHz帯での免許申請は可能との考えを示した。さ らに、この点については現在、総務省の「携帯電話用周波数の利用拡大に関する検 討会」で議論が進んでいる。総務省はこの検討会の結果を踏まえて来年1月に 800MHz帯についての考えをまとめる。

「もう1つの新規参入」で先手

通信事業の顧客獲得費用の効率化を目指してソフトバンクは、プロ野球の新規 球団「ダイエーホークス」を買収すると11月末に発表した。プロ野球参入について は日本プロ野球機構(NPB)のヒアリングやプロ野球オーナー会議での承認とい う手続きを踏めば達成できる。こうしたなかで「もう1つの新規参入」である携帯 電話事業について、総務省の検討会の結論が出る前に先手を打った格好になり、事 業参入の意欲を全面に打ち出している。

ソフトバンクの孫社長は、記者会見で「周波数の認可を得たわけではないが、 明確な一歩、進展があった」と強調した。そのうえで、「少なくとも2005年中には 免許を得られ、設備投資と実験を経て2007年中には事業を開始できる」と語った。 また、携帯電話参入に当たっての設備投資の総額は「3000億円前後になる」と、見 通しを示した。

ソフトバンク株の午前終値は、前日比60円(1.2%)高の5010円。

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