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米小売り各社:11月売上高低迷-ウォルマートは12月小幅な伸び予想

米小売り各社が発表した11月の既存店 売上高によると、百貨店のフェデレーテッド・デパートメント・ストアーズ や衣料のリミテッド・ブランズで予想外のマイナスになるなど、低調な結果 になった。また、小売り世界最大手のウォルマート・ストアーズは、12月の 既存店売上高が前年同期比1%の伸びにとどまる可能性があるとした。

米国際ショッピングセンター評議会(ICSC)の試算によると、11月 の米小売り各社の既存店売上高は、前年同月比2.5%増にとどまった。ガソ リン価格が過去最高水準付近で推移するなか、消費者信頼感の落ち込みで、 クリスマス商戦期の支出が抑制された。高級百貨店のニーマン・マーカス・ グループなど、高所得者層をターゲットにした小売り業者も不振だった。

コールドストリーム・キャピタル・マネジメントで5億7500万ドルの 資産運用に携わるドナルド・ギアー氏は、11月既存店売上高を受けて、 「『低迷』というのは、少し控えめな表現だ」と指摘した。ただ、これら数 字には、好調なギフトカードやオンラインショッピングが含まれないため、 「クリスマス商戦全体としては、まずまずの結果になる可能性がある。ギフ トカードが利用される1月まで、全貌が分からない可能性がある」と話した。

フェデレーテッドとリミテッドの11月の既存店売上高は、それぞれ

1.4%減、5%減だった。リミテッドは若者向け衣料ブランド「リミテッ ド」が22%減少したことが響いた。ニーマン・マーカスは6.6%増加したも のの、アナリスト予想を下回った。同じく高級百貨店のノードストロムは

3.1%増。ディスカウント小売りのターゲットは3.2%増。婦人衣料最大手 のギャップは4%減と、アナリスト予想に反してマイナスだった。

JCペニーが健闘

一方、百貨店JCペニーは12%増と健闘し、アナリスト予想を上回った。 感謝祭後2日間で、販売促進を積極的に推進したことが寄与した。同社は26 日、在庫一掃セール対象製品に10%の追加値引きを実施したほか、子供用ジ ャケットを午前中だけの限定で60%値下げした。

小売業界を研究するアメリカズ・リサーチ・グループのブリット・ビー マー氏は、「感謝祭翌日に追加的な利下げを実施した小売業者が、客足を伸 ばした」と分析、「26日にお買い得の目玉商品を出さなかった小売業者は、 困ったはず」と話した。

ウォルマートは、値下げ製品を多く販売しなかったことに加え、客足が 減り、感謝祭後の週末の売上高は予想を下回ったことを明らかにした。同社 は12月の既存店売上高は1-3%の伸びにとどまると予想している。

2日の米国株式市場で、小売株はまちまち。ニューヨーク時間午前10 時24分現在、ウォルマートは前日比6セント(0.1%)高の52.88ドル。 JCペニーは同47セント(1.2%)安の38.63ドル。ギャップは同96セ ント(4.3%)安の21.52ドル。フェデレーテッドは同50セント (0.9%)安の54.72ドル。

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