米感謝祭明け週末の小売売上高は増加:クレジットカード利用6%超増

米感謝祭明け週末の米クレジットカー ド利用高は11月26、27日の暫定集計で、業界大手のビザUSAで前年同 期比6.1%増加、同2位のマスターカード・インターナショナルで同9.3% 増加した。また、米小売業界調査会社ショッパートラックによると、感謝祭 の翌日の26日、小売売上高は11%増えた。

クレジットカード利用高でみると、今年のクリスマス商戦は良好な出だ しとなったが、一方で、ディスカウントストア最大手のウォルマート・スト アーズは11月の既存店売上高が前年同月比で約0.7%増にとどまったと発 表した。同社は、エネルギー価格の高騰で悪影響を受けたと説明。従来の会 社計画で、同月の既存店売上高は2-4%増だった。

デロイト・トーシュUSAのタラ・ワイナー副会長は、「今年のクリス マス商戦は総じて良好な結果を見込むが、主役の消費者は二分されている」 と指摘、「石油とガソリン価格の高騰、医療コストの上昇が、低所得者の支 出を大きく抑制している」と分析した。

ドイツの株式市場で取引されているウォルマートの株価は現地時間午前 11時26分現在、前週末比70セント(1.7%)安の40.95ユーロで取り式 されている。

米国際ショッピングセンター評議会(ICSC)は、11月、12月の既 存店売上高は前年同期比で約3-4%の伸びると予想している。

オンラインショッピングが良好

全米小売協会(NRF)によると、米消費者は11月25-28日の4日 間に228億ドル費やした。インターネット研究所のコムスコア・ネットワー クスによると、インターネットを利用した小売売上高は25日、1億3300 万ドルと、前年同該当日に比べて倍になった。26日は同40%増の2億5000 万ドルだった。

オンライン小売りサービスのショップジラ(カリフォルニア州ロサンゼ ルス)のチャック・デービス社長は、自宅で高速インターネット接続ができ る消費者が、店舗での混雑を避けてインターネット上で買い物を済ませたと 説明、「ガソリン価格や交通渋滞が最悪とのきに、オンラインで買い物すれ ば時間を節約することができる。その時間こそお金で買えない」と話した。

また、SGコーエンのローレン・レビタン氏など複数のアナリストは、 感謝祭明けの消費動向を読み過ぎてもクリスマス商戦の全体像を見誤ると慎 重な見方。ショッパートラックによると、2002年に感謝祭明け2日間の売 上高は11%増えたが、11月、12月のクリスマス商戦期の売上高はわずか

1.2%増にとどまった。

ICSCのチーフ・エコノミスト、マイケル・ニマイラ氏は、感謝祭明 けに小売売上高が増えたとしても、クリスマス商戦期が一貫して良好な結果 になるとは限らないと指摘、天候や在庫、小売業者の値下げパターンや景況 など複数の要素が影響すると分析した。

--共同取材 Edvard Pettersson in Los Angeles, Mark Clothier in Atlanta, Kim Chipman in Washington, Chris Burritt in Asheboro, North Carolina, Andria Cheng in Chicago, Josh Fineman in Marlton, New Jersey and Rachel Katz in Princeton. Editor: Blooston, Bielski, Merz, Blooston.

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