米シティ、米高利回り債引き受けでクレディ・スイスを抜き首位

ブルームバーグ・データによると、米金融 サービス最大手シティグループは今年9月、米最大の商業用通信衛星会社パン ナムサットによる高利回り債4億1600万ドル相当の引き受けた。この結果、シ ティの2004年1-10月期の米ジャンク債(高リスク・高利回り債)引き受け額 は前年同期比8.8%増の158億ドルに達し、業界首位に浮上した。

一方、2002年1月にパンナムサットの8億ドルの起債で引き受け幹事を務 めたクレディ・スイスは、1-10月期の引き受け額が147億ドルと、前年同期 比で19.3%減少した。

シティグループの市場シェアは14.9%と、前年同期の13.5%から上昇した 一方、クレディ・スイスのシェアは13.9%(前年同期17%)に低下した。ブル ームバーグと米債券市場協会(BMA)のまとめたデータによれば、1-10月 期の新発債の総額は前年同期比3.2%増の1269億ドルと、同期間としては1998 年以来の高水準だった。

ただ、米格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスのエコノミ スト、カマレッシュ・ラオ氏は、2003年よりも借り換えが減少したため、新発 債の伸びは緩やかだったと指摘した。同氏によれば、2004年に償還予定のジャ ンク債は約170億ドルと、2003年の250億ドルより32%少ない。同氏はまた、 最高財務責任者(CFO)や最高経営責任者(CEO)が返済能力以上の借り 入れに慎重になっていると分析した。

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