ダイハツ:軽「ミラ ジーノ」発売-5年9カ月ぶり全面改良(5)

ダイハツ工業は29日、軽乗用車「ミラ ジ ーノ」を約5年9カ月ぶりに全面改良し、発売した。同社の主力軽自動車「ミ ラ」シリーズの上級モデルで、99年3月に発売した初代ジーノと同様、ミラを ベースに丸型ヘッドランプやメッキパーツの採用など内外装にクラッシクなデザ インを施したのが特徴。価格は98万7000-138万6000円で、販売目標は月間 3500台。

ベース車両となる現行のミラは02年12月に全面改良され、発売開始から2 年近く経過することから、新型ジーノの投入でシリーズ全体のてこ入れを図る。 初代ジーノは商用車を含めたミラシリーズの中で3分の1の販売を占めていた。 また、来年9月から適用が始まる国土交通省「歩行者頭部保護基準」の認可を軽 自動車として初めて取得した。その一方で、排気量1000ccエンジンを搭載した 小型乗用車モデルの「ミラ ジーノ1000」は、今回の全面改良を機に販売を 打ち切る。

岡三証券の岩元泰晶アナリストは今回の新車戦略について「派生車種も含め て断続的な新車投入が行われている。シェア拡大に向ての意欲の表れである」と 語る。

ダイハツの山田隆哉社長は同日、都内で開いた新型車発表会見で、今年の国 内の軽自動車市場について「180万台後半の高いレベルを維持できると思う」と の見方を示した。また、神尾克幸専務は「シェア目標は、年内30%達成は難し いが、できれば、年度で達成したい」と語った。

鋼板供給ひっ迫だが生産計画変えない

一方、箕浦輝幸副社長は自動車鋼板の供給については、ひっ迫しているが、 「生産計画変える事態に至っていない」と述べた。さらに山田社長は会見後、一 部記者団に対し、「(鋼材の)値上げをしたり、供給に不安があるということが 起きているようだが、個別にそういうことが起きないようにしっかりと話してい くつもり」としたうえで、「今の段階で(鋼材価格の上昇分を)売価に反映させ るわけにはいかない」と述べた。

また、国内景気に腰折れ懸念がでていることについて山田社長は「10月の 軽自動車の市場が久しぶりに前年を下回り、若干そういう動きがあるかなという 気がしている。11月は稼働日が(前年より)多いので戻ってくるとは思うが、 もう少し様子をみないとわからない」との見通しを示した。

ダイハツの株価終値は前週末比変わらずの786円。

--共同取材:藤村奈央子、Editor: Hinoki

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