日本LPガス協会:サウジアラビア提示価格の原油価格連動を要望

日本LPガス協会の吉田清会長(新日本石油ガス社 長)は29日の記者会見で、サウジアラムコが提示するLPガス価格(CP価格)について 「10、11月は原油価格を大幅に上回った。原油にリンクした価格にしてもらいたい」と語 り、産油国側に原油価格に連動したものに変更するよう求めることを明らかにした。

CP価格は7月以降、原油価格の上昇を受け、高騰している。一方、代表的な原油の アラビアンライトは10月に入り下落しており、LPガスと原油の価格差が拡大した。エネ ルギー業界では競争の垣根が低くなりつつあり、CP価格の上昇はLPガス業界の競争力 を阻害する要因につながる恐れがある。このため、吉田会長は「他のエネルギーとのバラ ンスを取ってもらいたい」と述べた。

一方、10月に発生した新潟県中越地震の影響については、LPガスを利用する全世帯 が18日までに復旧を済ませており、現在も一部供給が停止中の都市ガスよりも優れている と指摘。LPガスの導入が災害対策上有効であると強調した。

LPガス協会によると、LPGの国内需要は年間1800万トン。このうち、家庭業務 用が全体の43%、工業用が27%を占める。このほか、自動車や都市ガスなどにも利用され ている。

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