投信3社が新ファンド、野村アセットの世界好配当株は今年最大規模

三井アセットマネジメント、野村アセット マネジメント、興銀第一ライフ・アセットマネジメントの投資信託運用3社は 26日、各社1本ずつ新ファンドを設定し、運用を開始した。このうち、野村ア セットの「世界好配当株投信」の設定額は681億4842万円と、1月に大和住銀 投信投資顧問が設定した中国株ファンドの622億円を抜き、今年最大規模に達 した。

「世界好配当株投信」は、設定後の購入が可能な追加型ファンドで、世界 の主要株式市場に上場する流動性が高い銘柄の中から、配当利回りの高さや、 今後増配が期待される可能性などに着目して投資していく。世界株を対象にし た配当利回り重視の株式ファンドは国内初で、野村証券が販売している。

今年新規設定されたファンドの当初設定額の状況を見ると、1月に運用を 開始した大和住銀の中国株ファンド「チャイナ騰飛」が622億円に達し、次い で4月に設定された大和投資信託の「ダイワ・ハイブリット・エクイティ・オ ープン【愛称:デジタル・凱馬(カーマ)】」が545億円、7月に野村アセット が設定した「ノムラファンドマスターズ世界債券」が409億円となるなど高水 準だった。

「チャイナ騰飛」や、「デジタル・凱馬」はデジタル社会の騰落を主眼に置 いた国内株式と、中国株式の双方に投資する商品。今回の「世界好配当株投信」 の人気化は、今年前半に人気を集めた中国株や海外債券から投資家の志向が変 化していることをうかがわせている。

ちなみにパソコンソフト世界最大手の米マイクロソフトは12月2日、総額 320億ドルに達する大規模な特別配当を実施する。同社は7月に、4年間で総額 750億ドルの株主還元を行うと表明するなど、これまでは配当などより高株価政 策による株主還元を目指すケースが多かったIT(情報技術)関連企業の中で、 配当を重視する動きが出始めており、こうした流れも配当株ファンドに対する 投資家の意識を刺激したようだ。

このほか、この日新規設定された三井住友アセットマネジメントの追加型 ファンドで、PBR(株価純資産)から見た割安な日本株に投資する「ウツミ 屋 日本株ファンド『あゆみ』」は35億6296億円で運用を開始。

興銀第一ライフ・アセットマネジメントが設定し、日経平均株価の動きに よって償還価格が決定され、一定の条件で元本や収益が確保されるリスク限定 型ファンド「DIAM償還条件付インカム確保型ファンド04-11(愛称ドリーム・ タッチ)」は、設定額が18億7255万円だった。

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