中国の万向集団:日本など海外で72億円相当の買収計画-技術改良狙う

中国最大の非公開自動車部品会社、万向 集団は26日、デルファイなど海外の競合企業との競争激化を背景に、技術水 準向上のため、来年日本を中心に海外で7000万ドル(約72億円)相当の買収 を目指していることを明らかにした。

同社の魯冠球会長は杭州の本社でのインタビューで、資金の大半を「強力 な研究開発センター」を持つ日本の製造業者の買収に振り向ける意向を表明し た。同社は米ゼネラル・モーターズ(GM)や米フォード・モーターなどに部 品供給している。

魯会長は海外技術の取得により、同社のシャシーやジョイント、ホイール キャップの品質改善を狙っている。万向集団は同会長が掲げる全世界での売上 高1000億元(約1兆2400億円)達成を目標に海外事業の拡大に乗り出してい る。同会長は米経済誌フォーブスによる中国長者番付で第5位に選ばれている。

魯会長によると、米、英、ドイツ、カナダに31の子会社を持つ同社の今 年の売上高は前年比46%増の198億元に拡大する見込み。純利益は同32%増 の18億元に増加する見通しだという。同社は製品の4分の3を国内市場で販 売している。

魯会長はまた、中国の自動車市場が向こう20年間、年平均10%で成長す るとの見通しを示した。同会長は「中国の自動車セクターは減速するかもしれ ないが、世界の水準からみれば依然速い成長を持続する」と述べ、「万向集団 は過去20年間、年24-29%の成長を遂げてきた」と語った。

農家に生まれた魯会長は1969年の農業機械店取得を手始めに、フォーブ ス誌が7億7400万ドルと試算する資産を築き上げた。万向集団の従業員は全 世界で3万1800人に上り、ナスダックで上場しているユニバーサル・オート モーティブ・インダストリーズを含む4つの上場企業を傘下に持つ。

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