大ガス、京セラ:家庭用燃料電池の運用試験を一般住宅で、来年度から

大阪ガスと京セラは24日、家庭用燃料電池 を使った1キロワット級の発電システムの一般住宅での運用試験を2005年度から 始めると発表した。まず大阪ガスの社宅や社員の家庭に設置する。両社は2008年 ごろの商品化を目指しており、価格や販売台数目標は未定という。

両社が開発しているのは、都市ガスを燃料に電力と温水などの熱供給を可能に する家庭用燃料電池コージェネレーションシステム。京セラのセラミックを使った 筒状平板型の固体酸化物形燃料電池(SOFC)セルを採用した新しいシステムは 発電効率が業界最高の44%と、大規模火力発電所で発電した電力が家庭に届くま での送電ロスなどを差し引いたエネルギー変換効率(40%)を上回るという。

大阪ガスが松下電産などと開発している固体高分子形燃料電池(PEFC)シ ステムの目標仕様と比べると、発電効率はPEFCが35%でSOFCの方が上回 るが、熱回収効率はPEFCが45%、SOFCが30%と逆転する。

家庭用燃料電池の商用化には発電時に発生する水素の扱いに関する法整備など が必要。だが、来春には東京ガスが世界初の事例として松下電器産業などの燃料電 池システムを首相公邸に納入する予定となっているなど、普及に向けた取り組みは 着実に前進している。

京セラの株価は前日比30円(0.4%)高の7190円、大阪ガスは同2円 (0.6%)高の312円。

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