米SECとNASD、ブローカーによる投信幹部への贈答品めぐる調査開始

米証券取引委員会(SEC)とNASD (旧全米証券業協会)は、複数のブローカーが仕事上の便宜を図ってもらうた め、投信幹部に高額な品物を贈っていたかどうかについての調査を開始した。

SECの広報担当者、ジョン・ネスター氏は「ビジネス獲得に向け、スー パーボウルのチケットや接待ゴルフ、高級ワイン、豪華な旅行などをプレゼン トするといったことがあったようだ」と指摘。調査では、ファンドマネジャー が高額商品を供与したブローカーに注文を出して、投資家の利益を第一義に考 える義務に違反したかどうかが焦点となる。

証券業界では利益の伸びが鈍化するなか、従業員の経費に関する内部チェ ックはこれまでよりも厳しくなっている。今回の調査に先立ち、米投資銀行の ジェフリーズ・グループは先月、旅行や接待で不適切な経費があったとしてト レーダーのケビン・クイン氏を解雇している。

SECの法令順守や検査・調査を担当するローリ・リチャーズ氏は「投信 は純粋に投資家の利益のために行動しなければならないと考える」と述べた。

当局による調査は、ブローカーに対し企業やその従業員に100ドル(約1 万300円)を超える金品の贈答を禁じるとともに、投信に受け取った贈答品の 開示を求めるNASDの規則に沿って進められる。

ネスター氏は調査対象となっている企業については言及を避けた。NAS Dの広報担当者、ナンシー・コンドン氏は20数社が対象と語ったものの、詳 細についてはコメントを避けた。

ジェフリーズの広報担当者はコメントを避けた。調査開始に関する報道は 23日に米紙ウォールストリートが先に報じていた。

--共同取材 ボストン Mathew Keenan. Editor: Pickering,Greiff

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