チューリッヒの7-9月期:31%減益-ハリケーン保険金支払い

スイス最大の保険会社、チューリッヒ・ファ イナンシャル・サービシズが17日発表した第3四半期(7-9月)決算は、米国を 襲ったハリケーンの保険金請求がかさみ、ここ2年間で初の減益となった。

会社発表資料によると、純利益は前年同期比31%減の4億5400万ドル(479 億円)。前年同期は6億5800万ドル(改定)だった。ブルームバーグ・ニュースがア ナリスト9人を対象にまとめた予想中央値(4億2700万ドル)を上回った。

独ミュンヘン再保険が今月8日発表した見積もりによると、8月10日から9月 27日にかけて米本土とカリブ海を直撃したハリケーン被害で損害保険会社が支払う 保険金は総額300億ドルに達する見通し。チューリッヒのハリケーン関連コストは 約4億ドル。

ジェームス・シャイロ最高経営責任者(CEO)は発表文で、「今年の前代未 聞のハリケーンシーズンは人命や資産にひどい損失を与え、われわれの事業は厳しい 試練に直面している」と述べた。

シャイロCEOは2002年5月に就任して以来、5000人の人員削減や13億ド ル相当の事業売却を通じて、2003年に同社の黒字転換を実現させていた。

同社の1-9月の保険料収入は前年同期比2%増の376億ドル。7-9月期は 同2.1%増の112億ドルだった。1-9月の保険料収入に占める損害率と事業比率 の合算比率は98.8&となり、ハリケーンの保険金請求の影響で前年同期の98.2% から悪化した。

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