米マイクロソフト:検索エンジン試作版発表、独自機能でグーグルに挑戦

ソフトウエア最大手の米マイクロソフト は11日、インターネット検索エンジンの試作版を発表した。18カ月かけて開 発した検索エンジンは、検索結果を地域別にカスタマイズできる「ニア・ミ ー」機能を特色とし、最大手のグーグルやヤフーに競争を挑む。

試作版を試したインターネット検索コンサルタント会社のサーチワイズ (コロラド州ボールダー)のクリス・シャーマン社長は、「前途有望な滑り出 しだ。これでグーグル、ヤフーと同じ土俵に立てた」と評価する。

マイクロソフトの検索エンジンは、検索結果を更新日やアクセス件数の順 に並び替えて表示できるほか、音楽関係の検索の場合はインターネット部門M SNの音楽サービスで聞ける代表曲が表示されるなど、独自の機能が追加され ている。また、質問に答える形式もグーグルやヤフーにはない特色という。

マイクロソフトは自社版検索エンジンがいずれグーグルに追いつき、MS N部門の広告収入押し上げに貢献すると期待している。MSN部門は昨年、初 の黒字を計上した。

サーチワイズのシャーマン氏は、マイクロソフトは技術面でグーグルと肩 を並べることができるかもしれないが、利用者数の拡大は容易ではないとみて いる。「マイクロソフトが直面する最大の試練は技術ではなく、利用者心理の 把握だ。今回の試作版にみられるよう、技術面でほぼ対等となったとしても、 利用者の動向が変わるわけではない」と述べた。

11日のニューヨーク株式市場でマイクロソフト(ナスダック公開)の株価 は上昇。現地時間午前11時23分現在、前日比25セント(0.8%)高の29.98 ドルで推移している。

--共同取材 サンフランシスコ Adam Steinhauer Editors:Moody, Kraus, Antonelli

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