ゴア元副大統領とゴールドマン元幹部、ブラッド氏が投資会社を設立

アル・ゴア元副大統領(56)とゴールド マン・サックス・グループの元幹部、デービッド・ブラッド氏(45)は共同 で、投資会社を設立する。ゴア元副大統領は8日、インタビューに応じ、従 業員の扱いや環境問題の取り組みなどに関する倫理やそれを維持する能力で 一定の基準を設け、それに合った企業を中心に投資する方針を明らかにした。

新会社名は「ジェネレーション・インベストメント・マネジメント」。 ロンドンを本拠点とし、米ワシントンにも事務所を構える。ゴア氏は電話イ ンタビューで、環境問題に取り組む企業に関心がある、と話した。ゴアとブ ラッド両氏のほかに、投資専門家11人が株式の分析や資産運用の実務を務め る。

年金など投資家の間で、防衛産業やたばこ産業など、一定の産業への投 資を避ける傾向が強まっており、委託される運用会社側も、投資先企業の選 別能力を高めることが求められている。英国の年金運用者は、社会的に責任 のある投資をするためにどんな手段をとったか当局に報告する義務がある。

ゴア元副大統領は、「たばこ産業は長期的な戦略から判断して、ほぼ明 らかに投資に適さない企業だ」と指摘、「訴訟問題が絶えないほか、たばこ そのものが顧客の命を奪うからだ」と話した。

ジェネレーション・インベストメントは来年2月から運用開始。これま でに、創業パートナー6人が初期コストを含め、約1000万ドルずつ資金を拠 出した。外部からの委託資産はまだ受け付けていないものの、最低でも1口 300万ドルの投資資金が必要となる。

ブラッド氏によると、ジェネレーション・インベストメントは、世界の 株式最大で50銘柄に投資、これら銘柄を少なくとも3年間保有する。

ゴア氏は1993年以降、クリントン政権下で副大統領を務めた。2000年 の米大統領選挙では、現職のブッシュ大統領と大接戦を繰り広げた末、敗北 を喫した。一方、ブラッド氏は、ゴールドマンの資産運用部門で責任者を務 めた経験を持つ。ゴールドマンの社歴18年で、2003年に退社した。

ブラッド氏とゴア氏は1年ほど前、ゴールドマンの共有の友人を通じて 知り合い、意気投合した。同氏は、パソコンメーカーの米アップルコンピュ ータの取締役を務めるほか、インターネット検索サイト最大手、グーグルの 顧問を務める。

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