ウォール街への投資家の信頼回復、64%が証券業界に満足-SIA調査

投資銀行や投資信託に対する新規制の確立を 背景に、米証券会社に対する投資家の信頼が今年に入り回復していることが、 米国証券業者協会(SIA)の調査で4日までに明らかになった。ただ、同業 界の誠実性については疑問視する見方が根強いことも示された。

同調査によると、調査に回答した投資家で、証券業界に満足感を示したの は約64%と、過去2年間の55%から増加した。一方で、証券業界は顧客よりも 自社の利益を優先し、金銭欲によって動かされていると回答したのは約69%。 また、投信への投資をめぐる懸念の軽減について証券会社の手際の悪さを指摘 したのは、回答者1500人のうち半数に上った。

クレディ・スイス・ファースト・ボストン(CSFB)の副会長で、SI A会長を務めるリチャード・ソーンバーグ氏は4日の年次会合の記者会見で、 「業界首脳は顧客の信頼に背いたことや、信頼回復を図る必要性があることを 理解している」と述べた。

2001年末までの5年間の証券業界への満足度は平均63%だった。S&P500 種株価指数はこの5年間に年平均11%の上昇を演じていた。CSFBなどウォ ール街の証券会社は、投資銀行部門顧客を不当に優遇した問題に絡む罰金や訴 訟費用などで過去2年間に合計150億ドルの引当金を計上している。調査によ ると、証券同業界の改革が機能していると答えた投資家は全体の57%と、03年 の48%から増加した。

--共同取材 ボカラトンAdrian Cox Editors: McCabe, Kassenaar, McCabe, Wayne, McCabe.

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