米企業の第3四半期増益率、5四半期ぶり低水準-インテルなど不振

半導体最大手インテルや銀行のワコビアな ど米企業の第3四半期増益率は、エネルギー価格の高騰やハリケーンによる消 費の抑制が響き、過去5四半期で最低となった。アナリストの間では、今四半 期も低成長が続くとの見方が多い。

4日までに決算発表を済ませたS&P500種株価指数構成企業424社の増 益率は、株式加重平均ベースで約17%と、2003年第2四半期以来の低い伸びと なった。過去4四半期は20%以上の増益率が続いていた。

10月の消費者信頼感が3カ月連続で低下するなか、米国民は消費を抑制し ており、インターネット通販のアマゾン・ドット・コムやビールのアンハイザ ー・ブッシュなどの企業は、来年の業績がアナリスト予想を下回るとの見方を 示している。原油価格は10月に初の1バレル=50ドル台に乗せ、企業のエネル ギー関連コスト上昇を招いている。JPモルガン・プライベート・バンクのス トラテジスト、ジャック・キャフリー氏は、「企業はうまく経費を削減したが、 今後は利益率の低下に見舞われる公算が高い」と指摘する。

同氏は、S&P500種構成企業の来年の平均増益率を最高8%と予想する。 調査会社トムソン・ファイナンシャルによれば、2004年の増益率は約19%、05 年は10.6%となる見通し。04年第4四半期は15.3%と、前年同期の28.3%を 下回る伸びにとどまる見込み。

インテルの第3四半期決算は15%増益となり、過去5四半期で最低の伸び にとどまった。半導体在庫の積み上がりを受けた値下げや生産抑制が利益を圧 迫した。売上高は8.1%増だった。

--共同取材 プリンストン Dave Pierson 、 Wendy Soong ワシントン Joe Richter 、 Carlos Torres Editors: Liedtka

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