コンテンツにスキップする

米グーグルの時価総額は最大360億ドル-IPO価格レンジ決定

世界で最も頻繁に利用されるインターネ ット検索サイトを運営する米グーグルが26日明らかにした新規株式公開(I PO)条件によると、同社の時価総額は最大で360億ドル(約3兆9510億 円)になる見込みで、ヤフーに次ぐ巨大インターネット上場企業となる。市場 吸収額は最大で33億ドルとなる。

米証券取引委員会(SEC)へのIPO登録開示によると、同社と既存株 主は計2460万株を売却する計画。公募・売り出しの価格レンジは108ドル- 135ドル。これに基づく推計で、グーグルの時価総額は最大360億ドルに達し、 ヤフーの377億ドルに接近する。

グーグルはナスダック株式市場に店頭登録する計画。銘柄コードは「GO OG」。グーグルは1410万株を公募増資し、既存株主が1050万株を売り出す。 公募・売り出し株数は発行済み株式(クラスA株とクラスB株を合わせて2億 6850万株)の約9%。レンジ上限の価格に基づくと、創業者のラリー・ページ 氏(31)とセルゲイ・ブリン氏(30)の持ち分はそれぞれ52億ドル相当にな る。

ブルームバーグ・データによると、グーグルのIPO規模はインターネッ ト企業として過去最高となる見通し。ジェイコブ・アセット・マネジメントで 8000万ドルの資産運用に携わるライアン・ジェイコブ氏によると、2004年の 業績見通しに基づくグーグルの株価収益率(PER)は100倍以上となる。ヤ フーの予想PERは85倍。

アーガス・リサーチのアナリスト、ケビン・カラブレ-ゼ氏は、「問題は 企業の価値ではなく、人々がどの程度の額を支払う意志があるかということ だ」と指摘、「グーグルが価格レンジをこの水準に設定したのも、その理由が 大きい」と話した。

当局資料によると、グーグルの純利益は上期(1-6月)に1億4300万 ドル(1株当たり54セント)と、前年同期比の5800万ドル(同54セント) に比べて、倍以上になった。売上高は13億5000万ドルと、前年同期の5億 5980万ドルを上回った。

米金融専門局CNBCは事情に詳しい関係者の話を基に、グーグルは8月 9日に公募・売り出し価格を決定する見通しだと報じた。レンジの上限で決ま った場合、IPO規模は米総合電機ゼネラル・エレクトリック(GE)の生命 保険・住宅ローン保険子会社ジェンワース・ファイナンシャルの35億ドルに 次ぎ、米市場で過去10番目となる。

グーグルのIPOは、モルガン・スタンレーやクレディ・スイス、ファー スト・ボストンなど26社が引き受けを務める。価格は電話やファクス、イン ターネットを介した入札形式で決定される。

ジェイコブ氏は公募・売り出し価格がレンジ上限の135ドルを上回る可能 性もあるとして、「入札方式の問題は、価格が無制限に押し上げられることが あり得る点だ」と述べた。また、調査会社IPOファイナンシャル・ドット・ コムのデービッド・メンロー社長は、空売りなどにより公開後数日にグーグル 株が最大50%下落する可能性もあると指摘した。

スタンフォード大学の博士課程取得中の1998年にグーグルを設立したペ ージ氏とブリン氏はグーグル株をそれぞれ16%と15.9%保有。米ベンチャー 企業のクライナー・パーキンス・コーフィールド・アンド・バイアーズとセコ イア・キャピタルは、同社に少なくとも合計2500万ドル出資し、それぞれ

8.7%と9.9%を保有する。エリック・シュミット最高経営責任者(CEO)は、

6.1%出資。そのほかヤフーやプロゴルファーのタイガー・ウッズ氏、ヘンリ リー・キッシンジャー元国務長官なども出資者リストに名を連ねる。

--共同取材 Matthew Sigel, Chitra Somayaji, Aimee Picchi

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE