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米グーグルの時価総額は最大で360億ドル-IPO価格レンジ決定

世界で最も頻繁に利用されるインターネ ット検索サイトを運営する米グーグルが明らかにした新規株式公開(IP O)条件によると、同社の時価総額は最大で360億ドル(約3兆9510億円) になる見込みで、ヤフーに次ぐ巨大インターネット上場企業が誕生する。

米証券取引委員会(SEC)への提出資料によると、同社はIPOで 2460万株を売却する計画。公開価格レンジは108ドル-135ドル。公開価格 に基づく推計で、グーグルの時価総額は最大360億ドルに達し、ヤフーの 377億ドルに接近する。

また、グーグルはナスダック株式市場に店頭登録する計画も明らかにし た。株式略称は「GOOG」。グーグルは、保有株9%を売却して33億ドル を資金調達する予定。同社の創業者、ラリー・ページ氏(31)とセルゲイ・ ブリン氏(30)はスタンフォード大学の博士課程取得中の1998年にグーグル を設立。IPO価格に基づくと、それぞれの出資額は52億ドル相当になる。

当局資料によると、グーグルの純利益は上期(1-6月)に1億4300万 ドル(1株当たり54セント)と、前年同期比の5800万ドル(同54セント) に比べて、倍以上になった。売上高は13億5000万ドルと、前年同期の5億 5980万ドルを上回った。

ジェイコッブ・アセット・マネジメントで8000万ドルの資産運用に携わ るライアン・ジェイコッブ氏によると、2004年の業績見通しに基づくグーグ ルの株価収益率(PER)は、100倍以上、ヤフーの予想PERは84倍とな っている。

アーガス・リサーチのアナリスト、ケビン・カラブレ-ゼ氏は、「問題 は企業の資産価値ではなく、人々がどの程度出資する意志があるかというこ とだ」と指摘、「グーグルのIPO価格がこの値で決まったのも、その理由 が大きい」と話した。

グーグルはIPOが実施される時期を明らかにしなかった。IPO実施 後の既存発行株式数は、クラスA株とクラスB株を合わせて2億6850万株。 グーグルのIPOは、米インターネット企業として最大規模。株式売却の幹 事は、モルガン・スタンレーやクレディ・スイス、ファースト・ボストンが 務めた。

創業者のページ氏とブリン氏はそれぞれ、グーグル株を16%、15.9%保 有。米ベンチャー企業のクライナー・パーキンス・コーフィールド・アン ド・バイアーズとセコイア・キャピタルは、同社に少なくとも合計2500万ド ル出資した。エリック・シュミット最高経営責任者(CEO)は、6.1%出資。 そのほかヤフーやプロゴルファーのタイガー・ウッズ氏、ヘンリリー・キッ シンジャー元国務長官なども出資者リストに名を連ねる。

--共同取材 Matthew Sigel, Chitra Somayaji, Aimee Picchi Editor: Mirabella, Baumann.

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