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ボーダフォン:携帯電話6%減収、1加入者収入減-プリペイド増(2)

携帯電話世界最大手の英ボーダフォンの日本 拠点ボーダフォンホールディングス(HD)は26日、第1四半期(4-6月期) 決算を発表した。主力の携帯電話事業の売上高は前年同期に比べて6%減少した。 プリペイド(料金前払い)式の携帯電話が増えたことで「1加入者当たりの平均 月間収入」(ARPU)が減少したのが響いた。

携帯電話事業の具体的な売上金額は明らかにしてない。携帯事業以外を含め た全体の売上高は3560億円だった。前身の日本テレコムホールディングスとして の前年同期の実績は4528億円。昨年11月に固定電話部門を売却しており、この 分が大きく前年同期比で21%減収になった。この日の四半期決算の発表は売上高 のみだった。

携帯電話についてはARPUが4-6月の平均で6200円と前年同期比で 11%減少した。ARPUがもともと高くないプリペイド顧客が総契約数の10%に 達した影響が大きい。また、昨年12月から導入しているパケット料金(データ通 信)の割引サービスもARPUを押し下げた。

メリルリンチ日本証券の合田泰政アナリストは、携帯電話端末の買い替えサ イクルやボーダフォンの競争力回復がみられないといった理由から、4-6月の ARPU実績を「特に驚きではない」と評価した。同時にNTTドコモやKDD IのAPRUの下落傾向にも改善はみられない可能性が高いと指摘した。

ボーダフォンは通期(2005年3月期)予想については、連結純損益で1100 億円の黒字(前の期は固定電話の売却損で1000億円の赤字)など期初予想を据え 置いた。

英ボーダフォンは株式公開買い付け(TOB)などにより合計で2816億円(約 14億ポンド)を投じ、ボーダフォンHDへの出資比率を96%に6月中に引き上げ た。これによりボーダフォンHDは来年3月31日以降に上場廃止になる。

ボーダフォンHDの株価終値は、前日比1000円(0.4%)安の28万7000円。

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