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ヤフー:4-6月期連結純利益は83%増、広告関連売上高最高に(3)

ヤフーが21日発表した2005年3月期第1四 半期(04年4-6月)の連結純利益は前年同期比83%増の83億1000万円だった。 広告関連売上高が同70%増の75億円と過去最高を更新したほか、電子商取引も好 調だった。

スポンサーサイトを含めた広告売り上げが堅調だったうえ、求人情報サイト 「Yahoo!リクナビ」も好調で、4-6月の連結売上高は同57%増の245億円。 営業利益は同60%増の135億円、経常利益は同64%増の135億円だった。

同日記者会見した井上雅博社長は、「インターネット利用者の増加やブロード バンド(高速大容量)の普及が進んだことで、インターネット広告が徐々に既存の 広告主に認められている」との認識を示した。化粧品や飲料など、従来インターネ ット広告への出稿が大きくなかった業界からの出稿も着実に増えており、広告売上 高の増加率は化粧品が一番大きかったという。

ADSL(非対称デジタル加入者線)通信サービスのヤフーBBは、顧客情報 流出の影響もあり、獲得会員数は微増にとどまり、売上高は横ばいだった。井上社 長は、「(顧客情報流出後)信頼感が低下しているというのは感じている。ブラン ドイメージの回復にはまだ時間がかかる」との認識を示した。

また、オンラインショッピングサイトでは、引き続き取り扱い商品数の大幅な 拡充と出店者の獲得に努めた結果、6月末の店舗数は3月末に比べて26%増の 2039店となり、四半期取扱高も151億円から164億円へ増加した。オークション は、不正な出品に対する取り締まりを強化したことで、取扱高は横ばいだった。

第2四半期純利益は79億5000万-88億 5000万円予想

同時に発表した第2四半期(2004年7-9月)の連結業績予想は、売上高が 250億-270億円、経常利益が132億-147億円、純利益が79億5000万-88億 5000万円。

第2四半期には、新たに2億-5億円が販売管理費として発生することが見込 まれ、主な項目はセキュリティ対策費用、データセンター増床にかかる費用、オリ ンピック関連費用、ポイントシステム導入にかかる費用など。

井上社長は、「まだまだ成長期であり、設備も必要。特に、ブロードバンド関 連を中心に、次の成長のための投資を惜しむつもりはない」と語った。

ヤフーを取り巻く事業環境が短期的に大きく変動する可能性があり、通期の業 績見通しについて信頼性の高い数値を算出するのは困難だとして、次四半期の業績 見通しのみを公表し、通期の業績予想発表は見送った。

ヤフーの株価終値は前日比5万2000円(6.0%)高の92万円。

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