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出光興産社長:北海道製油所が8月半ばにも稼働再開-近く書類提出へ

出光興産の天坊昭彦社長は20日、都内で記者団に 対して、2003年の十勝沖地震後の火災をきっかけに操業を停止している北海道製油所 (苫小牧市)が早ければ8月半ばにも稼働を再開できるとの見通しを示した。同社は6 月末に苫小牧消防本部から改善指示書を受け取っており、これを踏まえて「改善計画書を 近日中に提出する」予定だ。当局が最終的に安全を確認すれば、精製装置の稼働が可能に なるとしている。

北海道製油所の原油処理能力は日量14万バレル。製油所の稼働停止に伴い、同社は ガソリンや灯油などの石油製品を外部から調達している。調達規模は月間50万-60万 キロリットルで、このうち約20万キロリットルを国内市場で購入している。

また天坊社長は、7月の猛暑を受けて「ガソリン需要が前年比約1割は増加してい る」ことを明らかにした。ただ卸売価格の引き上げによってガソリン価格についてはコス ト転嫁がかなり進んだものの、灯油や軽油といった中間留分はコスト転嫁が一部にとど まっているため、収益環境は「全体としては厳しい状況」と指摘。さらに国内で最後に 建設された同社の愛知製油所(愛知県知多市)が来年に操業30周年を迎えることを挙げ、 石油業界が再投資を行うには「適正な利益水準を確保できる環境整備が必要」と訴えた。

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