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欧州委:ソニーとベルテルスマンの音楽部門統合を無条件で認可

独メディア最大手ベルテルスマンとソニ ーは19日、欧州委員会から音楽部門統合計画の認可を受けたことを明らかに した。統合が実現すれば、世界市場の約25%を握る音楽会社が誕生する。

ベルテルスマンが電子メールを通じて発表したところによると、同委は認 可に際して一切条件をつけなかった。両社は今後、米連邦取引委員会(FT C)の認可を待つことになる。

関係者は先月、欧州委員会が統合案に反対する裏付けは乏しいと判断、譲 歩を要求せずに認可する見込みだと指摘していた。両社は昨年12月に統合計 画を発表、折半出資で合弁会社ソニーBMGを設立する。

新会社の音楽市場におけるシェアは、現在首位のユニバーサル・ミュージ ックと肩を並べる。ベアー・スターンズ(ロンドン)のアナリスト、マーク・ ハリントン氏は、業界全体の売上高が5年連続で落ち込んでいるため、ソニー BMGはコスト圧縮と雇用削減を進めることになろうと語った。同氏は、認可 発表前の段階で、コスト削減が「統合の最大の理由だ」と述べていた。

ソニー・ミュージックエンタテインメント会長兼最高経営責任者(CE O)のアンドルー・ラック氏は電子メールで、「現在の市場環境を踏まえて (欧州委が)ソニーBMGの設立を適切かつ必要な行動と判断したことは喜ば しい」と述べた。

統合の財務面での条件は公表されていない。また、欧州委員会の報道官、 ティルマン・ルーダー氏のコメントは得られていない。

業界団体の国際レコード産業連盟(IFPI)によると、ソニー・ミュー ジックとベルテルスマンの音楽子会社BMGを合計した2003年の市場シェア は25.1%。英EMIグループや米ワーナー・ミュージック・グループを含む 世界の5大音楽会社は売り上げが低迷するなか、過去4年にわたって業界統合 を模索してきた。CDの違法コピーやインターネット経由での違法ダウンロー ドなどにより、世界の音楽売上高は1999-2003年に17%減少した。

ソニーとベルテルスマンは、販売減に加え、英アズダ・グループや米ウォ ルマート・ストアーズ、英テスコなど小売業者の発言権増大により、音楽会社 の価格決定力は低下していると主張していた。

2001年にはEMIとBMGが、欧州委員会の反対に遭って合併を断念。 2000年にはEMIと、当時米タイム・ワーナーの傘下にあったワーナー・ミ ュージックとの合併が、タイム・ワーナーによるアメリカ・オンライン買収の 認可の妨げとなるとの理由でとん座していた。

--共同取材 ブリュッセル Robert McLeod ニューヨーク Chitra Somayaji Editors: Harrison, Baumann.

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