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EU、米モンサントの飼料用遺伝子組み替えトウモロコシ輸入を認可

欧州連合(EU)の行政執行機関である欧 州委員会は19日、遺伝子組み替え穀物最大手、米モンサントの飼料用トウモロ コシ「NK603」の輸入を認可した。遺伝子組み替え作物に対する規制緩和 と米国との通商摩擦の解消に向けて、一歩を踏み出した格好。

モンサントは過去6年にわたり、欧州委員会に対して遺伝子組み替え作物 の認可を申請してきた。欧州委員会は、モンサント開発の品種を含め、数品種 の認可手続きの迅速化に努めている。モンサントの遺伝子組み替え作物売上高 は昨年、47億5000万ドル(約5100億円)に達した。

モンサントのブリュッセル事務所の産業担当ディレクター、ダニエル・レ イヒアー氏は、「決定を歓迎する。心強い一歩だ」と評価した。

欧州委員会は5月、スイスの農業化学品メーカー、シンジェンタの遺伝子 組み替えトウモロコシについて、生産地を問わず輸入を認可。EUが遺伝子組 み替え作物の輸入を認可したのは、1998年以来で初のケースだった。現時点で、 認可待ちの案件は30件以上に上る。

欧州委員会はこの日、「NK603」を原料とする食品の販売を「秋に も」認可する方針を明らかにした。ビスケットやコーン・スターチ、コーンオ イルの原料として同遺伝子組み替えトウモロコシを認可すべきかどうかをめぐ り、EU加盟国農相の間で意見が分かれたため、欧州委員会はこの日、この問 題についての決定権を握った。

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