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原油相場見通し:OPEC増産決定、21日開催予定の総会中止で

石油輸出国機構(OPEC)は15日、8月 から日量50万バレルの増産を決定するとともに、21日に開催予定の臨時総会を 中止することを決めた。これを受けて、東京市場では原油相場が上昇するとの 見方が出ている。

カネツ投資顧問・調査部の影山辰夫アナリストは、OPEC総会中止の影 響について「8月の増産は織り込み済み。ただ、秋口から需要が増加するもの の、9月15日まで総会が開かれず、早期の増産決定は難しく、原油相場は上が りやすい」と予想する。さらに、影山氏はOPECの増産余力が乏しく、足元 を見られやすいため、ファンド筋からの買い注文が膨らむ可能性もあると指摘 した。原油相場はじりじりと上昇し、秋口には1バレル当たり45ドルまでの上 昇もありうるという。

一方、グローバリー東京支社・ディーリング部の海老原克巳部長は、日本 市場への影響について「OPECの決定が必ずしも影響しているわけではない。 世界の価格と日本の価格の連動性は薄くなっており、影響はないと思っている」 との見方を示した。

OPECは6月3日、レバノンのベイルートで開いた臨時総会で、生産枠 を8月から日量50万バレル引き上げ、同2600万バレルとすることで合意。21 日に開催する予定だった総会では、増産の必要性を協議することになっていた が、増産決定で見送られることになった。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)では15日、WTI(ウエスト・テ キサス・インターミディエート)原油相場が下落。9月限は前日比22セント安 の1バレル当たり40.93ドルで取引を終えた。14日には、原油在庫減少を背景 に一時、6月2日以来の高値水準となる41.05ドルを付ける場面もあった。

-Editor: Abe

合わせ先: 東京 浅野文重 Fumishige Asano (81)(3)3201-7137 fasano@bloomberg.net 記事に関するエディターへの問い合わせ先: 東京 阿 部直哉 Naoya Abe (81)(3)3201-8874 naoyabe@bloomberg.net シンガポール Reinie Booysen at (65) 6212-1154 rbooysen@bloomberg.net

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