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ドコモ株が5年半ぶり安値:TOPIX浮動株化で-東証月内にも発表

NTTドコモの株価が下落、下げ幅は大き くないが今年に入っての最安値を連日で更新、5年半ぶりの水準に下落した。 競争激化から今後の収益動向に不透明感が広がるなか、浮動株が少ないことか ら東証株価指数(TOPIX)の浮動株化に伴う売り圧力が強いとの見方が出 ている。同様にヤフー株にも売り注文が先行している。

ドコモ株は一時前日比3000円(1.6%)安の18万1000円まで下落、前日 に続いて年初来安値を更新した。99年1月14日(18万1000円)以来の安値に なる。午前10時22分現在で同2000円(1.1%)安の18万2000円で取引が進 んでいる。売買代金は35億円と東証1部20位に入っている。

市場はドコモ株の安値更新について「TOPIXのフロート(浮動株)化 で売り注文が出てくるとの見方が背景」(早川仁クレディ・スイス・ファース ト・ボストン証券アナリスト)とみている。

現在TOPIXは基本的に発行済み株式をベースにした指数になっている。 世界的な流れで東京証券取引所はこれを浮動株(大株主などの特定株を除いた 株式)をベースにした指数に変更する方針を示している。パブリックコメント (意見照会)を踏まえた結果を7月中にも発表する予定。当初は6月中の発表 を目指していたが、詰めの作業が遅れている。

ドコモは親会社NTTの保有株が62%と多く、浮動株が少ない。このため TOPIXが浮動株ベースの指数になれば、機関投資家などが指数に連動させ るためのドコモ株の調整売りをするとの見方だ。

同様に親会社ソフトバンクの持ち株が42%と多いヤフー株も売り注文が先 行している。株価は一時4万4000円(4.7%)安の88万8000円まで下落、2 月16日(87万5000円)以来ほぼ5カ月ぶりの水準に下がった。売買代金は63 億6000万円と東証1部9位に入っている。

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