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りそな:昭和リース売却で外資などと交渉-「集中再生期間」内に方向性

りそなホールディングスが、系列の昭和リ ースの売却を視野に、米投資ファンドのサーベラスや米ゼネラル・エレクトリッ ク(GE)など内外の複数企業と交渉に入っていることが13日までに明らかに なった。公的資金の注入を受けて昨年度から2年計画で進めている「集中再生期 間」内に、関連会社との関係見直しにめどをつけたい考えだ。

複数の関係者によると、りそなはドイツ証券を財務アドバイザーに指名して 交渉を進めている。買収には、サーベラスとGEのほか、新生銀行、オリックス が名乗りをあげている。ただ、昭和リースの企業価値を最大化するため、りそな 主導で株式新規公開(IPO)を目指す案など、当面は売却しない選択肢も残っ ており、早ければ今週中にも一定の方向性を示す見通しだ。

りそなは2兆円の公的資金の注入を受けた昨夏以降、銀行業に経営資源を集 中して収益力を高めたうえで、公的資金返済を目指す細谷英二会長のもとで、子 会社・関連会社の数を4分の1に減らす方針を決め、コスモ証券をはじめ緊密先 不動産会社のアルテ売却などの整理を加速してきた。昭和リースとの関係見直し もその一環だが、りそなは最終的な売却価額の最大化に重点を置いている。

昭和リースは、りそなが発行済み株式の14%を保有する筆頭株主で、伊藤 忠商事、農林中央金庫、住友信託銀行なども主要株主として名を連ねる。交渉で は、りそな保有分を軸に、経営権が掌握できる3分の1超の株式を取得した場合 の「のれん代」や負債などを考慮した「価値」に対して条件提示が行なわれてい るもようだ。その価値は500億円規模にのぼるとの見方もある。

みずほインベスターズ証券の相馬正欣アナリストは「銀行ビジネスに経営資 源を集中しようというのがマネージメントの考えだろう。そうした動きは公的資 金を受けた銀行としてポジティブだ」と評価する。一方で、「スケールメリット の観点からの買収や、IPOという観点から興味を持っている買い手もあるよう だ」とみている。

昭和リースは2004年3月期決算で、売上高が1720億円、経常利益60億円 をあげている。従業員は約430人、総資産は約5000億円と、リース業界では上 場リース各社などに次ぐ大手の一角と位置づけられる。昭和リースは、りそなの 関連会社でコスモ証券やアルテなどに次ぐ大きな企業で、同社の方向性が決まれ ば、昨年度からの子会社・関連会社の整理完了へのめどがつくことなる。

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