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米フィリップ・モリス:たばこ密輸問題でEUと和解、12.5億ドル支払い

米アルトリア傘下のたばこ会社フィリップ・ モリス・インターナショナルは、たばこ密輸ほう助の問題で欧州連合(EU)当 局と和解し、向こう12年間で約12億5000万ドル(約1360億円)を支払うこと で合意した。フィリップ・モリスが9日、明らかにした。

今回の和解で、EUの行政執行機関である欧州委員会が同社を相手取り起こ した民事訴訟や、同社が欧州委員会に対して起こした逆訴訟などを含む、すべて の両者間の係争が決着した。

合意内容には、たばこ偽造防止の必要性も盛り込まれた。世界最大のたばこ メーカーであるフィリップ・モリスにとり、たばこの違法取引は年間で1億2100 万ドル相当の損害をもたらし、主力ブランド「マルボロ」の売上高を損なってい る。

同社のアンドレ・カランツォプロス社長兼最高経営責任者(CEO)は、発 表文のなかで、「この数年で、フィリップ・モリスたばこの密輸は大幅に減少し ている。しかしながら、特にマルボロなど、当社ブランドのたばこの偽造は、急 速に増えている」と指摘した。

アルトリアのディンヤル・デビートレ最高財務責任者(CFO)は4月20日、 投資家に対し、ポーランドやハンガリーなど10カ国が新たにEUに加盟すること により、たばこ偽造の問題が悪化する可能性がある、との見方を示した。

EUは2000年に、複数のたばこ会社が欧州にたばこを密輸入しているとして、 ニューヨークの連邦地裁に訴訟を起こした。訴訟は2001年7月に棄却され、EU は新たに資金洗浄に関し提訴していた。当初の訴訟では、たばこ会社は欧州や米 国などで密輸業者と共謀しており、EUは1996年だけでも10億ドル相当の関税 収入を得る機会を逸したと主張していた。

--共同取材 ノースカロライナ州グリーンズボロ Chris Burritt Editors: Jenkinson.

Eamonn Sullivan (44) (20) 7330 7791 esullivan@bloomberg.net

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